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「sm視点」
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俺の仕事は廃棄の見回り。 何年も前に捨てられた建物の中を歩いて誰かがイタズラをしていないか、侵入していないか、建物が崩れていないか、などを見る仕事だ。 この仕事で大変なことは、常に建物が壊れかもしれないという覚悟ををしなければならない事。いつ、どんな風に建物が壊れたとしても対応しなければならない。
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今日の見回りは昔、大金持ちが住んでいたとされるとても広く部屋が多い屋敷だ。大金持ちは気分屋だったらしく、この屋敷を作って13年程で捨てたらしい。.......と、言われているが。実際は何か問題があって捨てたらしい。 この建物の見回りは今日で3日目。いつもは日中に見回りを終わらせるが、今日は用事があって夜に来てしまった。が、俺は夜に来たことを後悔している。 電気が通っていない為、部屋は殆ど真っ暗になっていて何も見えない。もちろん暖房も無いからこの時期はとても寒い。幸い、まだ捨てられて数ヶ月だから隙間風が吹いたり動物が入って来る事はない。
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色々な部屋を見終え、俺は最後の扉へと手を掛けた。
すると.......
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その部屋は広場となっていて、昔はダンスホールで使われていたのだろうか、ピアノが置かれていた。
いや、そんな事よりも
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.....こんな暗くて広いところに懐中電灯も無しにいるのだから、信憑性は高いな。
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俺の周りをふわふわと周りながら俺の様子を伺ってくるソイツは、心なしか嬉しそうに見えた。こんな所にずっと一人でいたなら、人が来て嬉しいんだろうな。
だが、俺は仕事が終わったからもう帰る。
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ソイツは俺の腰に腕を回して逃げられないように金縛りか何かをかけてきた。触られている所全てが冷んやりと冷たくて鳥肌が立つ。
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ソイツが離れた瞬間、体がフッと軽くなった。
本当に幽霊だな、コイツ
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コイツ、幽霊の割に明るいな。
幽霊ってもっと人を驚かしたり暗い雰囲気なんじゃないのか?
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15年前、この屋敷に何があったんだ?主人がここを捨てた理由にも繋がるし...知りたい
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