~tera視点~
テラ.
天彦~
あれ?
テラ.
天彦~?テラくんが呼んでるんだけど?
居ないんだ…
テラ.
テラくん置いて出かけたわけね…
寂しくは無いけど、僕誘わないで出かけるなんて損してるなぁ…
美しいテラくんを誘わないで行くとか…
天堂天彦.
ただいま帰りました~
テラ.
天彦
天堂天彦.
テラさん、お出迎えありがとうございます~
テラ.
テラくんがせっかく暇してたのに誘わなかったんだね
天堂天彦.
あぁ…本当なら声をかけようと思ったのですが、うちのお母様と会うのは少し気まずいのでは無いかと思いまして…
テラ.
…お母さんと会ってたの?
天堂天彦.
はい、たまには顔を見せなくてはいけませんから
そうだったんだ、知らずに変な事言っちゃった…
天堂天彦.
そうだ、これ、テラさんにと
テラ.
開けていいの?
天堂天彦.
はい
ちょっと大きめな箱を開けると、手鏡が入っていた。
テラ.
鏡…
天堂天彦.
はい、お母様がどうしても渡したかったと仰ってました
テラ.
…ありがと、大事にする、お母さんにも伝えといて
天堂天彦.
はい!
天彦、嬉しそうな顔してる
テラ.
これでまた美しいテラくんを見放題だ~
天堂天彦.
えぇ、そうですね~
天彦の大事な時間を奪っちゃわなくて良かった。