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投稿ガンバッテ(^•ﻌ•^)و ̑̑
主
主
主
主
主
主
主
俺の1番幼い記憶はまだサッカーを
知らなかった3歳の頃。
感覚が鋭く、何にでも人よりすぐに感じ取ってしまい
コントロールも出来ず
塞ぎがちで怖がりで、、、、、
とても弱い存在であった自分と接してくれた
”姉”の記憶である
潔
潔
耳の中でザワザワと大きく響く音。
子供だちが集まる公園で周りからして見れば
大袈裟なくらいに大きな声で泣きわめく俺に
姉は面倒くさいという顔を隠そうともせずに
仕方なく自分の遊びを中断して俺に近寄ってきた
葉月
葉月
俺と3つしか離れていないと言うのに妙に大人びたことを言う姉に対して
世一は
潔
と泣き続けた
葉月
とバカデカいため息をあからさまにつく
そして自らの服の袖を世一の顔に近ずけたと思ったら
ピタリと動きを止め、何かを考えたそぶりをした
そのまま世一の右腕を掴み世一の服の袖で
涙と鼻水でグチャグチャな顔を乱暴に拭う
葉月
姉は心底嫌そうな顔をした
当時は涙を拭ってくれる優しい姉だと思っていたが
今思えば自分の服が汚れるのが嫌だから俺の服を使ったのだと
世一は悟る
潔
潔
葉月
葉月
潔
葉月
さっきまでは公園でを取り巻く音と感覚が恐怖だったのに
何も感じないのだ。
そんなことより無遠慮に拭われた顔が痛かった
潔
葉月
葉月
そう言ってくれて嬉しかった
潔
潔
潔
葉月
潔
葉月
潔
葉月
潔
葉月
葉月
潔
姉は優しくしてくれる両親のようには
世一を甘やかしてくれない
よしよしもしてくれないし、優しく涙を拭ってくれることも無かった
そればかりか
世一は無視をされるのは悲しいので
意地となって
姉が返事するまで何回も
潔
葉月
葉月
と、頭を叩かれるまでが一連の流れだ
それでも当時の世一にとっては
姉が居れば怖くないと安心していた
世一と手を繋げは手を離さないでいてくれた
世一にとって姉の存在は世界の半分を占めていて
そんな姉が大好きだったのである
例えそれが涙と鼻水で汚れている袖の逆の方の手を
しっかり選んでそちらを取っていたとしても
主
主
主
主
次回♡100