君に恋した10年間

　君に恋して10年間

無口だけど優しい君

太陽に輝いている君

塩対応な君

かっこいい君

滅多に表情を崩さない君

私は君が好きだった

　小学生の時からずっと

ずっーと

好きだった

喋ったことはあまり無かったけど、

そんな君は今、大手企業の社長をしている

世間でも有名になるほど活躍している

私は貴方が誰かに取られてしまいそうで心配だった

だからいつも貴方の周りを彷徨く ゴミを排除しているんですけどね♡

私はyan君を見ているとあることに気づいた

滅多に表情を崩さないはずの君が 嬉しそうに笑っている...

なんで？

会社で良い事があった？

同僚と飲みに行った？でも今日は そんな予定なかったはず...

......もしかして、

好きな人でも出来た、？

私だけですよ？

次の日、私はいつものようにyanが来るのを待っていた

でも今日は気分が乗らなかった

私が悩んでいると曲がり角からチラリと赤メッシュの毛先が見えた

言葉を失った

だってyanの隣にとても綺麗な

オレンジ我慢の綺麗な女性がいたから

二人はとても楽しそうに話していた

なんで？

なんで？なんで？

なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？なんで？

私は10年も貴方の事を想いつづけてたのに

あの人の前では楽しそうに喋ったり笑ったりするの？

yan君に寄ってくる虫どもは全員排除したはず、

あの人はどうやってyan君に近寄って来た？

そう悩んでいると次の瞬間、yan君と女の人は″口付け″をした

遠くからでも分かった

女の人とyan君は顔は赤色に染まっていた

一瞬、理解ができなかった

口付けをした､?

yan君はあの人の事が好きだった？

じゃあ昨日嬉しそうにしていたのは あの人と付き合えたから、？

そう考えていくうちにパズルのピースが揃っていくように辻褄が合っていった

いつの間にか私は yan君と女の人の前に立っていた

そうして貴方は他人を見る目で私を 見てきた

貴方は､､､私の事を覚えていないんだね

私はこんなにも覚えているのに

酷いねッ

怯えたように私を見てくる

私はyan君の言葉を無視して続けた

君に恋した¿10年間

君に恋してた10年間