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▶︎ 二次創作 ▶︎ 女子研究大学 様 ▶︎ CP偏りあり ▶︎ nmmn
男同士の戯れで脳汁を出す男が書いた小説です。 御本人様には関係ございません。
それでも良い方だけどうぞ。
視界の端に、黒が映り込んできた。 それは、決して見逃すことのない、俺の色。どうやら向こうは俺に気づいていないらしい。 横に居るのは、彼の旧友だ。 まるで当然のような顔をして、彼に触れる、彼奴の顔。 あぁ、胸糞悪い。
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彼奴と別れた時を見計らって、人目につかないように物陰からニキ君を呼ぶ。 途端にびくり、と肩が震えたのを見咎めるように俺は眉を顰め、少し強めの力で腕を掴んだ。 きゃめ……?、と平坦を装いきれていない声が俺を呼ぶ。
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腕の中に囲った彼を見下ろしながらそう言うと、目に見えて怯えた彼は「ごめんなさい」といつものように謝る。 __ ねぇそれ、何回目?
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彼を力任せに壁に押し付けて、顎を掴んで上を向かせる。ずり、と彼が膝から崩れ落ちた刹那、俺は彼の細い首に手をかける。
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そう囁き、彼の首を絞めた。 限界まで力を込めて、意識が飛びかけたところで手を離す。 彼の咳き込む無機質な音だけが響いて、溶けて、消えた。
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苦しそうに顔を歪めて、それでも気丈に振る舞おうとする彼は、何よりも俺をおかしくさせる。 本当に大っ嫌いで、……大好きな顔だ。
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目尻に溜まった涙を舐めると、ひっ と引き攣るような悲鳴が上がった。頬は強張り、肩は酷く震えている。
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身体を抑えつけている手とは反対の手を彼の細い足に這わせると、彼は真っ青な顔で必死に抵抗し出した。怖がって怯えきった顔でボロボロと泣く彼は、どれだけ力を込めようと俺の腕の中からは逃げられない。 折角身長が高いのに、勿体無いなぁ。 でも仕方ないよね、ニキ君は弱いんだもの。
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濡れぼそった瞳に接吻をして、壁に押し付けていた身体を無理矢理起こす。 そのまま折れそうな首筋に噛みついて、歯を立てた。
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上がった悲鳴は片手で塞ぎ、俺の歯形がついて血の滲むそこをちろりと舐めた。 鉄臭い匂いが、口内を侵していく。
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俺が願うだけ、お前は堕ちていく。 俺たちが願うだけ、お前は堕ちていく。
その口で、他のやつと話さないで。 お前の声を、他のやつに聞かせないで。 じゃないとその内、冗談抜きでお前の喉を潰してしまいそうだから。
俺は虚ろな目をした彼の軽い身体を引き寄せ、軽い接吻をした。 舌を入れれば、彼はそれに応えるように無意識に舌を入れてくる。
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月明かりに照らされた家までの帰路を、ぼんやりと眺める。 彼はまた涙を流しながら、眠りに落ちた。気絶のような眠りだった。
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ほら、ね。
また逃げられなかったでしょ。
凱斗
凱斗
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