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登場人物
桃
赤
蒼
桃
桃
ガチャッ
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
桃
赤
何時もならダル絡みしてくる桃くんが 最近は大人しくしている それどころか少しやつれているのだ
赤
桃
赤
桃
赤
桃
そう言って桃くんは俺の頭を撫でてきた
赤
桃
桃くんの手の冷たさに驚いていると 桃くんは不思議そうに見つめてきた
赤
桃
桃
赤
周りを見ると紅葉がヒラヒラと舞っている
桃
手を擦りながらポツリと云う
赤
桃
赤
赤
桃
赤
俺を抱き締める形で暖を取っている 桃くんの体は酷く冷たかった
桃
苦しそうに咳を1つした桃くんに
赤
と声を掛けると
桃
と、素っ気なく返された
赤
桃
少しの沈黙の後に桃くんは口を開いた
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
桃
赤
俺が頭にハテナを浮かべていると 桃くんは俺から離れた
赤
頭の中でぐるぐると考えていると ドアが思っきり開いた
ガチャッ
桃
赤
蒼
蒼
桃
蒼
赤
蒼
桃
赤
蒼
桃
赤
蒼
桃
蒼
赤
蒼
桃
蒼
次の日になり 学校に行くと桃くんは来ていなかった
蒼
赤
蒼
赤
赤
蒼
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
3週間経っても桃くんは 学校に来ることはなかった
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
赤
蒼
赤
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
赤
赤
蒼
蒼
赤
桃くん母
通話
00:00
赤
蒼
赤
赤
蒼
赤
赤
赤
赤
赤
赤
桃くん母
通話
06:04
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
赤
蒼
僕と桃くんが出会ったのは1年前。 高校1年生の時だ。
クラスでなかなか馴染めない僕に桃くんは話し掛けてくれた。
そこからは意気投合して仲良くなった。 しばらくすると、 桃くんの幼なじみの赤くんも加わり、 3人で過ごしていた。
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
桃くんが亡くなってから数年が経ち、 俺と蒼ちゃんは桃くんのお墓に手を合わせに来ていた。
蒼
蒼
赤
蒼
蒼
赤
蒼
赤
蒼
赤
赤
蒼
蒼
赤
蒼
赤
懐かしい思い出話をしながら歩いていると 1匹の猫が此方を見ていた
蒼
赤
赤
蒼
そんな話をしてると話題になってる猫が 近づいてきた
猫
赤
首の下を撫でてやると 猫は気持ちよさそうに目を瞑った
赤
蒼
俺と一緒になって猫を撫でていた 蒼ちゃんが不思議そうに俺を見てきた
赤
蒼
猫
桃くんの名前を呼ぶと 嬉しそうに猫が鳴いた。 きっとこの猫は桃くんなのだろう。
赤
ー当たり前だろ笑ー
赤
猫に話し掛けると 桃くんの声が聞こえた気がした
蒼
蒼ちゃんがムスッとしながら 猫に話し掛けると 猫はジッと蒼ちゃんを見詰め、擦り寄った
猫
蒼
蒼ちゃんと猫を見ていると、 学生時代に蒼ちゃんがよく宿題を忘れて 桃くんが「仕方ねぇなぁ笑」と言いながら 宿題の答えを見せている 情景が頭に浮かんだ
赤
俺が急に笑い出したことに驚いている 1人と1匹。 その様子が可笑しくてまた笑ってしまう
赤
蒼
俺に吊られたのか蒼ちゃんも笑い出した
猫
2人で笑っていると 猫が鳴いた
「じゃあな」と言っているようだった
蒼
赤
蒼
𝑭𝒊𝒏.