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カラカラカラ……
私は今…オークションに掛けられている
眩しい明かりで思わず水槽の中で 目を瞑る
澄澪(すみれ)
ガラス越しに色んな人たちを眺める
澄澪(すみれ)
さて、何故こうなったのか軽く 説明しよう
バシャッ!
澄澪(すみれ)
夜…星空に誘われるように海の中から顔を出した
そして……
モブ)…お前ら人魚だ!捕まえろ!
澄澪(すみれ)
シュルッギュッ……ポイッバシャンッ…ブロロロロ…
そしてここ!(オークション会場)
澄澪(すみれ)
そして…ついさっきでてきた「人魚」とは私含め海の中で過ごす半魚人である
そして私はその中でも特異な存在なのだが…その人魚の特異の噂話が周りに広がり
私達人魚は絶滅危惧種となっている
そのため…こう言うオークション会場では私達(人魚)はいい商売道具である
澄澪(すみれ)
帰れない…分かっていても帰れることを 望んでしまう…
そんな時……
1人が札を上げ…凛とした声で一言
??)【1000億】
澄澪(すみれ)
会場がざわつきスポットライトがその人に当てられた
澄澪(すみれ)
綺麗な水色髪と青色の瞳の男性…
そして…その人は私に近付き一言
??)お前、俺の観賞用になれ
澄澪(すみれ)
こうして…私はあれよあれよという間に引き取られ…その後、オークション会場は 潰されたとか…(何でだ?)
???
澄澪(すみれ)
目をキラキラとさせながら連れてこられた場所に大人しく水槽ごと 移動させられる
澄澪(すみれ)
目を擦り水から顔を少し出すと眠たい 理由がわかった
澄澪(すみれ)
キョトンとした表情を浮かべながらそう聞くと不思議そうな顔をしながら 「あぁ、そうだが?」 と、ケロッとした顔で伝えてくる
澄澪(すみれ)
気まずそうにそう言うと…男性は「あ〜…」と少し考え込み少しすると とある人の名前を呼んだ
??)塔真、少しこい
名前を呼ばれた人は直ぐに扉を開けて中に入ってきた
塔真?)なんだ?尋
尋?)毛布を数枚持ってこい、任務先でこいつを拾ってきたばっかなんだ
塔真?)人魚…か、あぁ、だから毛布か
尋?)あぁ、寒さに弱いって聞いてな
澄澪(すみれ)
キョトンとした表情を浮かべながら少し待っていると大きい毛布が引き摺り出され私の水槽に毛布を掛けた
澄澪(すみれ)
毛布は彼が見れる様に1面だけが隠れず 部屋の明るさや私を買取った人の顔が 見れる
澄澪(すみれ)
クルクルっと水槽の中で回る
尋?)人魚が珍しいと聞いたから 買ってみたが…お前食い物は何を 食うんだ?
澄澪(すみれ)
澄澪(すみれ)
尋?)人間と同じものを食べれるんだな
澄澪(すみれ)
尋?)そう言われれば…そうだな
澄澪(すみれ)
数日後
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
私はすっかりここに慣れてしまった
尋さん…此処フロスト…ハイム?だっけ、の…えっと……寮長?で、え〜、っと…だ、だーくうぃっく…な、なんだっけ… まぁいいや! ウィッグの学生さんなんだって!
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
散歩用の水槽に移動し少しすると尋さんがキャスターの着いた板を引っ張る紐を握ってお散歩開始!
尋(じん)
毎度尋さんはそう思っているらしいです!あんよ無いからごめんなさい!
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
そんな風に尋さんと喋りながらお散歩 していると…
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)
尋(じん)
澄澪(すみれ)