潔愛され

ここどこだ…？

俺は1人でサッカーをしてて…

思い出せねぇ

思い出そうとしたら頭が痛くなる

とりま下行こう

起きて分かったのが

名前は変わらず潔世一

分かっていないのは

年齢だ

なんだこの妙な感じ

お母さんはどこにいるんだ？

そしてここはどこだ？

よっちゃん？

なんで今更その呼び名…

鏡…

ん？

分かったぞ！

俺は幼児だ

この妙な感じは

視線が低い

そして声も高い

小学1年生くらいか？

つまり俺は転生したということ？

でも名前と顔は変わっていない…

そのまま違う世界にぶち込まれたのか？

あー、奇跡的に誰か来ないかな

なんか田舎っぽいな

…だれだ

来いとは思ったけど

やっぱ知らん人やったら気まずいな

小学生とサッカーするとはな

まぁ俺も小学生だけど

ｼｭﾝｯ

はやい！

小学生でこれか…

体が覚えているはずだ

まず蹴る

そして回って

あ、そういう設定だった

だめだ

俺が世界一とか無理すぎる

だって俺は…

ゴールが目の前にあるのに

パスをしてしまう

ただの凡才

世界一とか無理だ…笑

蜂楽 廻

このままいくと

とんでもない選手になるぞ…

あれ小学生だよな

あまりにも上手すぎる

俺もこのままサッカーしつづけたら

努力をしたら

サッカーから逃げなかったら

世界一も夢じゃない

前世では叶わなかった夢

でも俺には今がある

そんなの一択しかねぇだろ

蜂楽廻と世界一になる！