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シルフォニア王国外れ《迷いの森》 小さな滝の近くに建つ一軒家… そこに彼女は住んでいた
トワール
トワールは大きなため息をつくと 窓の外を眺める 指を組みスッっと頬に近付けた これは気分をあげるための儀式
トワール
ほんの少し芝居がかった素振りの後 トワールはバンッ!とテーブルを叩き ギュッと顔をしかめ俯むく
トワール
トワール
トワールは再びため息をつくと ふと左側に視線を移した そこには大きな本棚がある トワールは本棚の前に立ち本を取り出す
パラパラと本をめくる音が 微かに部屋に響く
トワール
その視線の先には… 楽しげな冒険譚が描かれていた 仲間との絆、出会いと別れに トワールは憧れていた
トワール
その時コンコンッ!と扉が鳴った トワールはハッっと目を見開き パタン…!と本を閉じると 急いで扉に駆け寄った
トワール
騎士団長
トワール
トワールはサッと扉を広く開ける
トワール
騎士団長
トワール
トワールは残念そうに笑うと ハッとして 1人の騎士団員に話しかける
トワール
騎士団員
トワール
騎士団員
トワール
トワールは目を輝かせて 騎士団員にお礼を言った
騎士団員
トワール
騎士団員
トワール
2人の長くなりそうな会話に 騎士団長が咳払いをした
騎士団長
トワール
騎士団員
騎士団長
騎士団員
そして騎士団は騎士団長の号令と共に 森へと入っていった
トワール
トワールは深いため息をつき ドアノブに手をかけた
トワール
そう呟いてパタン…と玄関の扉を閉めた
…この後大事件が起こる事になろうとは トワールはまだ知る由もなかった
ザクザクと枯葉を踏む音が響き渡る
騎士団員
騎士団長
騎士団員
騎士団長
騎士団員
騎士団長
そんな他愛も無い話の中… 騎士団長がふと話を止めた …パキ……パキ……と音が聞こえる 騎士団長が皆を静止した
騎士団長
騎士団員
騎士団長
騎士団員
騎士団長
騎士団長のただならぬ様子に 騎士団員達が狼狽えはじめる
騎士団員
騎士団長
突然発狂し始めた騎士団長を見て 騎士団員達はパニックに陥る
騎士団員
慌てて辺りを見渡した騎士団員は 目の前の光景に凍りついたのだった…