大嫌いな彼奴が死んだ話。

幼馴染に近い存在だった

小さい頃はよく喧嘩もしたし

最近でも少しは喧嘩してた

そんな俺と従兄弟であり大切な幼馴染

稲荷ほとけ

好きだったんだ

ほとけと一生ループをしていたいと思ってしまった

それで俺は頭が良いことを生かし

沢山の研究に励んでいた

それで出来たのが

ループの薬

でもまだ完成ではなかった

何故なら終わらせる方法が

死ぬ

これしか無かったからだ

俺は失敗してしまった時

ほとけが嫌がってしまった時の為に

死なずにループを終わらせる薬を作ろうとしていた

そんな俺が間違いだったんだ

俺と稲荷は毎日のように電話をしていた

俺は冷たい反応しか出来なかったけど

この時間が楽しみになっていた

眠くなってきて寝落ちしてしまいそうな時

突然稲荷が話し掛けた

その声のトーンはいつもより低くて

暗いようなテンションだった

目が覚めた

ほとけに好きな人がいただなんて

聞きたくなかった

でもそんなこと言えない

だから黙って聞いていた

"ループ出来る薬、持ってるんでしょ？"

その情報、どこで...

だからあれだけダメって言ったのに、

そう言ったらほとけは黙り込んだ

このまま辞めるって言ってくれ

は...、？そんなことで、ｯ？

そう言って切られる直前、俺は叫んだ

もしかしたらノイキャンされていたかもしれない

だけどその声はしっかり聞き取れたようで

あぁ、やってしまったな、という罪悪感に襲われる

じゃあほとけと会えるのはその日が最後だ

じゃあ...最後くらい、

プツッ

なんで、ｯなんでほとけなんかが、

もっと早く研究していれば...ｯ

寝る間も惜しんで徹夜で研究していれば...ｯ

何してもほとけがもうすぐ死ぬという事実は変わらない

俺はその日初めて後悔を覚えた

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⚠本編のみ見たい方は飛ばして下さい

寂しいですがそろそろ最終話に多分 近づきました....👉🏻👈🏻 皆さんの考察見るのがとても楽しいです🥲‎♩ ちなみに新連載始めました💭 ｢犯人は僕だけが知っている｣です！ この連載が終われば｢義理兄弟｣と共に進めていこうと思っています👍🏻♡ 報告的な感じになっちゃったんですけどこれからもせなを何卒宜しくお願いします💭