翌日
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
母さん
ゆあん
母さん
母さん
ゆあん
ゆあん
母さん
母さん
ゆあん
俺は何も悪くない母親にまで謝らせてしまう。 別に、何も悪くないのに…。 俺には返す言葉が無かった。
母さん
母さん
ゆあん
母さん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
えと
ゆあん
えと
えと
えと
ゆあん
ゆあん
えと
ゆあん
その絵を見た俺は驚いた。 そのスケッチブックには、美しい青い空と、雲が描かれていて、 色鉛筆で色鮮やかに彩られたその絵に、俺は釘付けになった。
ゆあん
えと
そう言って照れている彼女はとてもかわいらしかった。
ゆあん
えと
ゆあん
医師
医師
ゆあん
母さん
そこには、帰ったはずの母さんが居た。 黙って椅子に座っている。 しかし、先生は母に一度お辞儀をして、 俺に話し始める。
医師
ゆあん
医師
ゆあん
医師
医師
ゆあん
医師
医師
ゆあん
医師
ゆあん
医師
ゆあん
ゆあん
医師
ゆあん
母さん
母さん
母さん
母さん
医師
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
母さん
ゆあん
母さん
ゆあん
そう言い放って診察室を出た。 診察室を出る時、泣いている母さんが見えた。 あーあ。また俺は母さんに悲しい思いをさせるんだ。 俺って最悪な息子だな…。
ゆあん
えと
ゆあん
えとさんに話しかけられたが、 俺は無視して自分の病室のカーテンを閉めた。
その後、いつまで泣いていたんだろう。 あと2年で死ぬ悲しさと、 周りの人達に迷惑をかけてしまう申し訳無さ。 そして色々な人達に気を使わせて、 俺はただ入院させてもらっている無力さが、 同時に俺にのしかかってきて、 俺は暗い谷底に落とされ、独りぼっちのような気持ちになった。
身体は、いくら励ましても、応援しても、 元の状態には戻ってくれない。
俺がどれだけ身体に励まし、応援しても、 余命のタイムリミットが消えることは無い。 俺は死ぬまで、その病気に悩まされる。 死ぬまで、戦うしかない。 いや、負けるのを承知で戦い続けなければならない。 それが俺に今出来る事。 俺の使命。
余命宣告されたその時から、俺には病気と戦う責任がある。
死は、死ぬまで追いかけて来て、 俺が疲れたら、一気に死へと連れて行く。
…まるで、鬼ごっこのよう。 鬼は人間を捕まえるまで諦めてくれず、 人間が疲れ果てるまで追い続ける。 俺には、死という名の鬼が追い掛けてきている。 俺が疲れ果てる時は、約2年後。 2年後には、俺はベッドの上で空を見上げているだろう。 「もうすぐタイムリミットだな」と思いながら。
next…♡100
コメント
1件