Side. 赤
昼休み .
教室がざわつく .
また彼をいじめている .
それをただ眺めているだけの俺 .
傍からみたら凄く性悪なやつなのだろう .
でも 、貴方も俺と同じような立場だったら
本当に助けるのだろうか .
これが人間の弱いところ なのかもしれない .
もうすぐ昼休みが終わりそうな時間 .
やっと彼へのいじめが終わった .
全てから開放されたかのような顔を している彼に近づく .
赤 .
黄 .
黄 .
彼は一瞬戸惑ったかのような表情をして 、 しばらく俺の顔を見つめ 、返事をした .
赤 .
黄 .
赤 .
黄 .
赤 .
黄 .
赤 .
赤 .
赤 .
黄 .
赤 .
黄 .
赤 .
彼は少し頬を膨らませて返事を返した .
その姿はどこか 、 愛おしいものに感じられた .
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