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また、 憂鬱な一日が始まってしまった。
mtk
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どんなに嫌でも、今日が始まってしまう。
常に、今日という日が嫌いで、生きてる心地がしない。
両親は病気で亡くなり、 幼い頃から虐められ続けてきたもんだから、孤独に明け暮れた日々。
結局は、 人と関わることが大嫌いになった。
自分でも、何のために生きているのか分からない。
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大森は、窓の外を覗く。
mtk
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…昔は、 夢に見ていたな。
皆と同じように、 友達や、大切な人に出逢って、幸せになる。 本当は、そうであって欲しかったけれど。
もう、 僕にとっては全部、どうでもいいんだ。
mtk
数時間後 元貴はいつも通り学校を休み、曲作りをしていた。
貴方はその傷を
癒してくれる人といつか出逢って─────
mtk
こんな歌詞を書いているけど、 僕は、そんなのもう諦めていることだから、願ってもいない。
出逢いって、何。 根本的なこと過ぎるけど、意外と、 分かってなかったりする。
少なくとも、僕には分からない。 考える程、分からなくなる。
mtk
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そんな、ある時。
「ピンポーン」
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突然、インターホンが鳴る。
mtk
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恐る恐る、顔を出す。
mtk
???
mtk
ドアの向こうには、同い年くらいの男子が立っていた。
mtk
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???
mtk
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元貴がドアを閉めようとする。
???
wki
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