2人の手には ピンク色の紙が1枚づつ 。
交際を初めて約3年 。
お互いにいい歳になったし 、 と役所に行ったのが
まさか同じ日とは 思いもよらなかった 。
「 夫になる人 」
と書かれた枠の中に 、
赤らしい丸々とした字で 記された赤のフルネ ー ム 。
バンッと紙を机に叩き置き 、
俺に向かってキッと睨む 。
「 しょうがないな 」
そう言って 、 ペンを右手に取り
机に乱暴に置かれた紙に 手を置いた 。
そう言って 、妻になる人 の欄にサラサラと名前を書く 。
「 証人どうしよっか ? 」
なんて話をしながら 記事名の方に芯を向けると 、
悔しそうな顔で 紙を取り上げられる 。
腑に落ちて無さそうな声色で 、
俺が持って来た婚姻届に サインを書く 。
流石赤だなぁ 、 なんて失礼を承知で思い乍 、
空いている赤の左手を取った 。
キラリと光る銀色が より赤を際立てる 。
漫画読もうと手を伸ばした時に 思い付いたお話
コメント
6件
遅くなりました>< 短編ありがとうございます😿💞 ふたりとも可愛い🤦🏻♀️💞🫶🏻 お子ちゃまな赤くんと小悪魔な桃くんほんとてえてえええ 赤くんが煽られて妻の方になるのほんとすき💗 桃くんもその後に銀色の指輪かな?を上げててロマンチック🚰‧̫🚰 桃赤ホント酸素です🫶🏻 投稿ありがとうございます!!
おふたりとも本当に可愛すぎる🤦🩷❤️