死んで異世界転生しました

貴方の名前は、ノエル

ノエル、？

うっすらと目を開くと、そこは木造の家

あぁ、転生できたのかと、少し安心する

ノエル

どうやら僕の名前らしい

僕は男、そして今は赤子

この2人が親

おそらく普通の家庭だと思う

特に問題は無さそうだ

乳？！

そうか、食べ物！

赤子は母乳がご飯だ

これは問題かもしれない、、

授乳がおわり、僕はいまベットに1人

母親はテーブルで編み物をしている

父親はどっか行った

さて、何をしようか

異世界転生なんてとにかく魔法だ

魔力的な何かがあるはず

僕は目を閉じて瞑想もどきをしてみる

なんだかふわふわと心地が良い気がする

はっ！

寝ていた

赤子の体に瞑想は眠ってしまう

じゃあ今度は運動だ！

うまく動かない身体をじたばたと動かしてみる

これは疲れる、

が、筋力はつきそうだ

すぐに寝返りができるのではないか？？

そんなこんなで、色々試した赤子時代

今僕は6歳

もう歩けるし、言葉も拙いが喋ることが出来る

出来るだけ子供らしく、外に遊びに出かける

まぁ、ただ遊びに行くわけではない

僕は最近みんなに内緒でやっていることがある

もちろん魔法の練習！

歩けるようになり、すぐに練習にきた

森の中、人気がないこの場所で、僕は魔法の練習をする

川の水を利用し、水球を作る

地面から小さい土の壁ができる

そよそよとそよ風が起きる

もうお気づきだと思うが、魔法には言葉が要らなかった

ウォーターボール！とか

そういった言葉は必要なく

大事なのはイメージであるとたどり着いた

最初はそれっぽい技名を叫びまくっていた

とても恥ずかしい

ガサッ

1人で練習できるように、人が来ないところを選んでいたのに

音がした方を振り向き人影を探す

アルトは僕と同じ年に生まれた男の子

親同士の仲が良く、小さい頃から会っていた

アルトも魔法に興味があるのか

モジモジとしながら、僕に聞いてきた

そう言って僕はアルトの手を取る

僕が瞑想して魔力を見つけたみたいに

アルトと手を繋ぎ瞑想すれば、アルトの魔力も見る事ができるかもしれない

瞑想してみると、アルトにも魔力がある事がわかる

そう言うと、アルトは目を輝かせて

魔法を教える

まだ完全に魔法を使えるわけではないが、教える事をすると身につくとも言う

なら、教えてみるか

少し小声で、秘密っぽく言ってみる

するとアルトも同じように小声で了解する

かわいい

そうして、僕らの秘密の特訓が始まった

新しい登場人物

アルト

性別　男

ノエルの母の友人の子供 ノエルとは友達