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桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん
友情部門です。 6人全員出ないかもしれません。 ご了承ください。
桜木 らん
____貴方の人生に栞を挟むとしたら いつ、どんな時に挟みますか?____
俺はきっと、あの時に____。
初兎
イフ
初兎
初兎
腕を組んで頬を膨らませ、 此方を睨んでくるのは初兎。 俺が本を開いたまま床に押し付けて置いているのが 許せないらしく、毎度の如く怒られる。
イフ
イフ
…と、ぶっきらぼうに言い返す。
初兎
初兎
初兎
初兎
イフ
初兎
ぐちぐちと連なる言葉を聞き流して、 今読んでいた本を閉じた。
初兎
イフ
初兎
初兎
さっきまで怒っていた癖に、 急に手をぽん、と叩いてにっこり笑う。
初兎
初兎
イフ
初兎
初兎
そう言って鞄を取り出し、 中を漁るしょにだから目を逸らしてぼそっと呟いた。
イフ
ぴたっと視界の端で、しょにだの動きが止まった
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
楽しそうに笑うしょにだを横目に 俺は顔を曇らせた。
イフ
イフ
イフ
『りうら、大人になったら自分の本書きたいなぁ…✨』
イフ
本を読む度に輝いていた紅の瞳を思い出す。
イフ
イフ
イフ
イフ
初兎
イフ
イフ
イフ
初兎
俺が栞を挟みたいのは、 りうらと最後に本を読んだ日。 大好きでもない本に挟んだって意味がない。
初兎
初兎
イフ
初兎
初兎
初兎
イフ
初兎
そう言った彼の笑顔は、 この世界で何より鮮やかで、 ____美しかった。
ないこ
イフ
ないこ
ないこ
ないこ
イフ
ないこ
本に挟まった栞を見て、 同僚のないこは目を輝かせる。
イフ
ないこ
イフ
イフ
ないこ
ないこ
イフ
俺は毎日、栞を進めていく。
もう2度と逢うことは無いかもしれないけれど、
俺の人生を変えてくれた、
兎みたいに小さくて、明るいアイツ
から貰った、大切な物を。
桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん
桜木 らん