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黒龍ミラボレアス 黒龍ミラボレアスとは「モンスターハンター」シリーズに登場するドラゴンとも呼ばれるモンスターである。 古龍種に分類され、作中ではある条件を満たすとクエストを受けられる。 「黒龍」または「邪龍」とも呼ばれ、第1作から登場している。その名は運命の戦争を意味し、己以外の存在を一切認めず、行動原理も分からぬままに数日にして世界全土を焦土へと変貌させ、生きとし生けるものを滅ぼし尽くす怪物とされる。 世界観の人間たちには古龍という分類にされているものの、ミラボレアスは自然を司る古龍を超越し古龍の更に上をいく存在とされる。 モンスターハンターの世界では壁画、おとぎ話等に登場する龍として知られてはいるものの、誰もが「実在するハズの無い怪物」という認識であり、伝説上の存在とされている。 第5期調査団が対峙した時点では、過去の記録が何らかの理由によって意図的に破棄されていた為、上記の伝承以外は誰も把握出来てない状態であった。 一般的には「古龍種」の存在を疑う者も少なくない中、世界を焼くと語られる怪物の存在を信じる者は皆無に等しい。 一方では、「人類の敵」という打ち倒すべきシンボルとして、そしてその力の象徴として、ハンターズギルドの旗にその姿が描かれている。 全身は禍々しい黒の鱗と甲殻に覆われ、忌わしく黒光りする四本の角の生えた頭部、長い首と尾を持ち、背中にはその巨体を包み込めるほどの巨大な一対の翼を有するとされる。 またその胸殻には高熱を宿し、打ち倒したハンター達を武具ごと溶かして甲殻と一体化させることでより強固な部位としている。 おとぎ話の舞台となったとされる古城「旧シュレイド王都」には、何度かハンターの派遣が行われたが、その多くが帰還せず、僅かに帰還した者も、その場に居ない何かに怯え狂死してしまった為、その場は侵入禁止区域となった。 ちなみに、名前の由来はギリシャ語。ギリシャ語のミラ(Moira 運命の女神)から運命、同じくボレアスは北風の神で暴力なども象徴するため、そこから「運命の戦争」ということだろう。 英語での名称はFatalis(フェイタリス)であり、おそらくfate(運命)が由来かと思われる。
紅龍ミラバルカン 「運命を解き放つ者」を意味する名を持つ、数ある伝承ですら幻の存在として扱われる存在であり、伝説を遙かに凌ぐ「災厄の化身」。 「紅龍」の異名を持ち、その名の通り黒と赤で構成される禍々しい色の甲殻を有する。 「怒れる邪龍」とも呼ばれ、その正体は何者かが極限の怒りに支配された姿であるという。
祖龍ミラルーツ 「全ての龍の祖」「伝説中の伝説の存在」などと呼ばれる龍。別名は「祖龍」。 輝く白い体毛、王冠のように頭を飾る四本の角、そして白い甲殻が全身を覆う神々しい姿をしていて、禍々しい雰囲気の黒龍や紅龍とは逆の印象を与える。 が、激情時には体の一部分が赤く染まり、胸の辺りに赤い電流が走るなど、一転して禍々しい姿ととなる。 闘いの舞台は聖なる空の柱、あるいは古の搭。逃げ場のない頂上で戦闘を行う。 咆哮時に雷を広範囲に落雷させ攻撃したり、空中から雷球を放つ攻撃を行う。 ほぼ全ての攻撃は即死クラスであり、シリーズでトップクラスの攻撃力を持っている。 また、体力をある程度減らすと常に激情している状態になる。 こうなると全身の肉質が硬化し、あらゆる武器をはじき返してしまう。また、属性もダメージを大幅にカットしてしまうため、効率的にダメージを与えるためには爆弾などの肉質を無視してダメージを与えられる手段を使う必要がある。 祖龍-修改版 MHP2Gを最後にしばらく登場していなかったが、MH4Gにて、イベントクエスト限定のモンスターとして遂に復活。 過去作では塔の頂での戦闘であったが、今回は原種と同様、シュレイド城での決戦となる。この関係上、フィールド内にあるバリスタや大砲、撃龍槍などを使用可能になったため、過去作と比べて部位破壊、戦闘共に格段に行いやすくなったと言える。 モーションはMH4で再登場したミラボレアス、ミラバルカンのモーションが取り入れられており、メテオと同様のモーションでの落雷攻撃、二足歩行状態からのチャージブレス、粉塵爆破と同様のモーションによる放電攻撃などを繰り出す。フィールド全体に雷を落とす攻撃も健在だが、これまでとは異なり、フィールド外に一気に飛び去り、飛行しながら雷を落とすというものに変更された。なお、落雷を繰り出した後は、特定のプレイヤー目掛けて急降下しながら突っ込んでくる。 肉質も変化しており、他のミラ系同様、尻尾を除く全身が軟化している。ただし、怒り時は四肢の肉質が硬くなるので注意(代わりに胸部の肉質がかなり軟化する)。 攻撃モーションが強化された一方、攻撃力は調整されており、防御力と雷耐性さえしっかりと確保しておけばそうそう即死することはなくなった。体力も35分以内で十分討伐可能なレベルに落ち着いている。
煌黒龍アルバトリオン かの赤衣の男をして『神をも恐れさせる最強の古龍』と言わしめる、モンスターハンター世界の禁忌のモンスターの一角をなす存在。他にも、『黒き太陽』・『闇夜に輝く幽冥の星』など、様々な異名を持つ。 またクエスト名においては、『黒き光を放つ神』・『神への挑戦』・『神の再臨』・『神への抵抗』など、彼自身をやたらと神と呼称するような題が並び、数多のモンスターの中でもまさに別格と呼べる扱いが見てとれる。専用フィールドである『神域』も、アルバトリオンが居着いた場所故にそう呼称されるようになったという逸話がある。 そしてそんな前評判に違わず、アルバトリオンは存在するだけであらゆる天災を引き起こすという規格外の能力を持つ。そのため彼の者の生息域に足を踏み入れて生還すること自体が不可能に近く、生態情報はおろか目撃情報すらも皆無に等しいとされる。 なお、MHW:Iにおいては、アルバトリオンについての情報が書物としてまとめられていた時期もかつては存在していたとされている。しかし、その存在を認められない者たちによってその書物は焼き捨てられてしまったのだという。そのため、やはり現代においてその情報はほとんど存在していない。 『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で初登場。 MH3におけるオンラインで、ハンターランク60になるための緊急クエストのラスボスである。 MHP3では上位クエストの2頭討伐をすべてクリアすると戦える裏ボス。 MH3Gでは村最終クエとして登場する。 MHXではハンターランクが80に到達すると討伐クエストが解禁され、戦えるようになる。 MHW:Iではタイトルアップデート第4弾の目玉として復活。挑めるようになるのはクリア後以降、ムフェト・ジーヴァの偵察任務が終了したタイミングで特別任務が出現する。 古龍種の一種で、漆黒の体を持ち、全身が逆鱗で覆われている。 なので決して初めて倒して逆鱗が沢山剥ぎ取れて自慢とかしないように。アルバトリオンの逆鱗は他のモンスターにおける鱗のポジションである。上位より上のランクになると全てが天鱗となる。 頭には天を貫くような角、尻尾には鋭利な棘が付いていてかなり禍々しい。 体の形は所謂ドス古龍骨格であり、その行動もクシャルダオラやテオ・テスカトルなどと類似しているが、体長は彼らより二回り近く大きい。加えてMHXXまでは彼らと異なり、非戦闘中のニュートラルポーズで頭を下げないため普段は近接武器では脚や尻尾しか届かない。MHW:Iで復活した際にはとあるギミックとの兼ね合いもあってか、ニュートラルポーズで頭を下げるようになった。 この古龍の一番の特徴はあらゆる属性を操る能力を持つことである。全ての属性をその身に内包している設定でありながらMHXXまでは水属性だけは扱わなかったが、MHW:Iにてついに水属性の技を使用するようになり、単体で5属性全てを扱うようになった。 ゲーム内では使用する属性そのもの、または使用する属性の比重が異なる複数の形態を持ち、戦闘中に形態が移行することで無数の属性を扱う。 これらの形態やその特性については作品によって詳細が異なってくるが、どの作品においても赤と青の2つの形態が存在する。このうち赤い時には火属性と龍属性を、青い時には雷属性と氷属性を中心に扱うことが多い。複数の属性を使ってくるので一つの属性耐性に重点を置いただけでは難しい。しかもどの作品であっても大きさの割にかなり攻撃動作が素早いため、純粋に手強い強敵となっている。 なお、設定では膨大すぎるエネルギーから存在するだけで天災を巻き起こすとされており、アルバトリオンの棲む地方一帯は立ち入り禁止区域に定められている。 また、全身を覆う刃のような逆鱗や甲殻、過剰な属性エネルギーを複数扱うなど、ひたすら戦闘能力に特化したモンスターのようにも見える。 前述の通り、「最強の古龍」と称されているのだが、こうして設定をみるとそれも満更でもないような気がしてくる。 余談だが、一部のユーザーには、頭の角の形状がスネ夫を彷彿とさせる事から、「骨川龍」「アルバスネオン」「ドススネ夫」などと呼ばれてしまっている。 煌黒龍アルバトリオン MH3編集 初出であり、MHXXまでのアルバトリオンの大本。 赤い形態では火属性と龍属性のみを扱う。地上モードとも言える形態で、一部動作中に飛び上がることはあっても滞空することはない。突進や引っ掻きなどの肉弾戦攻撃が龍属性を帯び、着弾すると炎の竜巻を巻き起こす火炎弾を吐き出す。特に危険なのがバックジャンプとともに吐いてくる場合で、大きく距離を取られる上に範囲が広く、威力も高い。 青い形態では雷属性と氷属性のみを扱う。こちらは空中モードとも言える形態で、滞空するようになる。雷を降らせる攻撃や、着弾地点に巨大な氷塊を生成する氷のブレスを吐き出す。また、高空へ移動して空中へ大量の氷ブレスを吐き、上空から無数の氷柱を落とすというかの祖龍を彷彿とさせる攻撃なども持つ。 幸いなことに、麻痺と睡眠に非常に弱い。 故に、アルバトリオン討伐をする際によく見られるハンターといえば、 麻痺属性の武器持ち 睡眠属性の武器持ち 状態異常強化スキル持ち ボマースキル持ち などである。 また、角を2段階破壊することで飛べなくなったり、フィールド両端の高台に突進させると角が刺さって隙が生じることから、角笛持ちやハンマーを使うハンターも決して少なくない。 中には5分以内に討伐する人達もいる。最速討伐はたったの45秒だとか…。 まあ「逆鱗」といえば竜の弱点なので、全身逆鱗というのはそういうことなのかもしれない。 また、当時の古龍種にしては珍しく、尻尾の切断条件に体力は関係ない。 MHP3編集 麻痺耐性が上がり、前方のハンターに向かって角を振り上げてくるので、MH3の時のようにハメることが少々難しくなっている。また角を2段階破壊しても、帯電してから飛ぶまでの時間が長くなるだけになっている。 しかし全体的に肉質が軟らかくなり、行動の隙が増え飛行モードでも着地することが多くなったため、あまり気にすることではないだろう。 MH3G編集 MHP3での弱体化が激しかったのか、MH3Gではとんでもない強化を施されている。出現するのは村最終クエスト、つまり一人用モードの上位クエストなのだが、なんと攻撃力と体力はG級に引けをとらないほど高くなっている。 加えて大きな変更点として、形態変化と角の関連性が消失。これにより角を折っても青いモードへの移行阻止や移行の延長は一切できない。また、前足の怯みによるダウンも消滅し、スタン以外で転倒させることができない。さらにあろうことか怒り時は閃光玉が効かなくなった。つまり飛行時に閃光玉で叩き落すのが難しくなっている。代わりに神域には拘束用バリスタ弾があるのでそれを使って撃ち落せる。 後にイベントクエストでG級の個体と戦えるクエストが配信された。 攻撃力こそ村上位と変わらないが(むしろ村上位が異常)体力値が二倍以上に跳ね上がっているので倒すには一苦労する。 MHX、MHXX編集 MHXにて復活、その拡張版であるXXにも続投した。なんと出現フィールドが溶岩島になっている。 全体的に演出がド派手になった本作だが、アルバトリオンも例外ではなく、各攻撃のエフェクトが一新され、特に火柱を上げるブレスなどにそれが顕著に表れている。 MH3Gの怒り時には閃光玉が効かない仕様は変わらず、また登場フィールドの変更により飛行時の拘束弾による撃墜が不可能になってしまった。だが本作ではMH4から登場した乗り状態を、目玉要素のエリアルスタイルによりどの武器種でも狙うことが可能なためそれによる撃墜は可能。乗り攻防の難しさはシリーズトップクラスだが、その分成功すれば狙いにくい頭や翼を集中攻撃できるためリターンも大きい。 また、地味に前脚の怯みで転倒する仕様も復活しており、さらに(詳細な検証こそ為されていないが)肉質や部位耐久値もMH3Gの時と比べて若干引き下げられているようなので、慣れればMH3Gの時ほど苦戦することはない…ハズである。MHXXも同様。 MHW:I編集 以前のイベントにて公開された今後のアップデートのロードマップで5月に過去作からの人気モンスターの復刻が告知されており、かねてからバルファルクやゴア・マガラの参戦が予想されていたが… 2020年3月21日に公開された「デベロッパーズダイアリーVol.5」にて予想を裏切りまさかの新大陸上陸。ハンターたちの間にこれまでにない衝撃が走った。 鳴き声や属性転換のエフェクトが大幅にリファインされており、新大陸のどの古龍よりも一線を画している様子が見てとれる。特に鳴き声は生物の発するものとは思えない、機械的で甲高いものとなっており、咆哮の際にはまるでノイズが走ったような音が混じる。 新大陸調査団によると「破壊の象徴」とされその名を呼ぶことも憚られる存在であり、かつてその存在を認められない者たちによって数少ない編纂書を燃やされたことがあるという。 何より特筆すべきは戦闘フィールド。 なんと彼はムフェト・ジーヴァの生息地である「幽境の谷」に姿を現したのである。 実際のところ「神域」という場所は「アルバトリオンが出現した地域一帯」を指すのだが、彼が広大な新大陸の中から何故に幽境の谷を選んで出現したのか。その真相は後述の余談を参照。 属性状態を表すモードが新しく「炎活性状態」「氷活性状態」「龍活性状態」の3つとなった。ただし3つのモードは自在に変えられるというわけでもなく、「炎もしくは氷活性状態」→「龍活性状態」→「龍活性前が炎なら氷、氷なら炎」…を繰り返す変化パターンとなる。 技についても大幅な変更がなされており、はっきり言って従来の作品とは全くの別物と化している。 まず、これまでは使用してこなかった水属性の攻撃を遂に会得し(てしまっ)た。ブレスとして吐き出してくるが単なる水ではなく油のような性質も有しており、着弾地点に炎が当たると燃え広がってダメージゾーンになるギミックがある。 そして、形態ごとの使用属性の固定はほぼ消滅。炎活性時は氷を、氷活性時は火を使わないが、それ以外の属性である水、雷、龍は形態を問わず常に使用、龍活性に至っては5属性全てを使用してくるため、「このモードならばこの技は使われない」といった概念はかなり薄れている。 そして新たに龍活性状態からモードチェンジを行う際に放つ必殺技、『エスカトンジャッジメント』を会得。この大技が本作のアルバトリオン狩猟の軸となっている。詳細は該当項目を参照。 なお、エスカトンジャッジメントに気を取られがちだが、通常の攻撃をそれ以上に警戒しなければならない。というのもステータス、特に攻撃倍率が非常に高く設定されており、歴戦古龍の倍近い倍率を持っている。その上で攻撃一つ一つのモーション値も高いため、たとえこのゲーム最強クラスの防御力を持つ装備であっても3発以上耐えることはほぼ不可能なダメージが矢継ぎ早に飛んでくる。攻撃自体は大振り気味で後隙を生じるものも多いのだが、如何せん素の速度が速いので一度のミスから一瞬で殺されることも珍しくない。そして回復などに時間を使わされると、それだけエスカトンジャッジメントの抑制や角の破壊が遠のいていく。 攻撃面が凄まじい一方で、抑制のギミックの都合なのか、防御面で付け入る隙が用意されている。まず上記の通り、大振り気味で隙を生じる攻撃が多く、回避できればこちらの攻撃チャンスは問題なく確保できる。近接ならば物理肉質がかなり柔らかいため、ダメージも稼ぎやすい。体力が52500とかなり高いものの、十分削り切れる範疇である。 ただし、これらの弱点はアルバトリオンの行動およびギミックの詳細を把握し、適切に対処できるようになることでようやく見えてくる部分でもある。当然ながら十分に慣れた後であっても、その火力の高さから油断やミスは全く許されない。禁忌のモンスターの面目躍如といったところか。 アルバトリオンは禁忌のモンスター故、長らくモンスターアイコンが『?』だったが、アイスボーンでの参戦にあたり、めでたくモンスターアイコンが追加された。アイコンの上側が炎、下側が氷となっており、本作のモードチェンジの変化を表したものとなっている。 また、アルバトリオンは特別任務のもの以外はイベントクエストで挑めるのだが、2種類のクエストが日替わりで登場する。この2種類でクエスト開始時の活性状態が異なっており、依頼文からこれらを推測できるため、有効な属性を選べるようになっている。 そして、とあるモンスターの登場の予兆として再び現れたという報告が入るが…こちらはある意味前座ということで体力はかなり抑えられている。その数値は10250と、なんとMRの最低体力であったブラントドスをも下回る。あっさり倒せてしまい、拍子抜けさせられたという人も多いだろう。 ただし抑えられているのは体力だけで、火力は一切自重無し。加えて専用の仕様として、瀕死になると確定でエスカトンジャッジメントを放つ。これが問題になるのがパーティプレイの場合で、4人揃っていると火力が出すぎて抑制前に瀕死ラインに突入、4乙確定…という思わぬ大惨事を引き起こすことがあるのだ。事故を防ぐならばソロか、複数人で挑むにしても2人くらいが良いだろう。 前座にしては強すぎるように思われるが、その実しっかり前座として機能している。というのも、この後に控える本命はアイスボーン最強のモンスターであり、ここで手こずっているようでは絶対に勝てないからである…。
煉黒龍グラン・ミラオス 『モンスターハンター3(トライ)G』(MH3G)の港クエストの実質的ラスボス。別名『煉黒龍(れんごくりゅう)』。 下半身が海に沈もうとも、ハンターを見下ろせるほどのラオシャンロン並の巨体を持つ。 伝説編集 その昔、現在のタンジアの港がある海に現れ、幾多の島を海の底に沈めたと言われる伝説の古龍。 当時の人々は決死の覚悟でこの古龍に挑み、長い戦いの末に古龍を打ち倒した。 その後、生き残った人々が災厄避けと希望の象徴として灯台を作り、その下に人が集まり、タンジアの港が作られた。 モンスターリストの説明によると、 『ある伝説では世界を滅ぼす悪魔として、またあるおとぎ話では 大地を創造する巨人として描かれる≪煉黒龍≫。 我ら人の身にこの偉大なる龍の怒りを鎮める術はあるのだろうか。』 と記されている。 後術の能力と容姿、生態を合わせるとモチーフになったのは 「海底火山」 又は 「火山活動」だと思われる。 上記のとおり過去に討伐されたはずのモンスターである。しかし、最近になって後述の厄海付近で謎の地鳴りと船が行方不明になる現象が相次ぐようになる。ギルドは調査船を送り込むも、その船まで厄海付近で消息を絶ってしまう。そのため、ギルドは再度、戦艦を加えた調査船団を差し向けるが、「煉黒龍…」という声を最後に通信は断絶。これにより、ギルドはグラン・ミラオス復活という最悪の事態を把握するに至った。 そして復活を果たした煉黒龍はゆっくりとタンジアの港へと移動を開始した。 遥か昔、この地に起こった未曾有の災厄を再び起こさんがために…。 ミラボレアスに近い体系だが、その全長は非常に大きく、ラオシャンロンに引けを取らないほど。 全身を溶岩のような黒い甲殻で覆われており、マグマのような赤く光る線が体中を走っている。 胸と後ろ足近くに溶岩のような体液が渦巻いている部位があり、この部位が弱点のようだ(部位破壊も可能)。 また、翼の一部が砲口のような構造になっており、ここから火山弾をばらまいてくる。…生物として規格外な古龍種の中でも一際逸脱した形態である。 あれやこれといった他作品に出演しても違和感がなさそうである。 ちなみに黒い甲殻に因んでか、通称をかの第5作の黒い竜としている人もいる。が、冥海竜も(扱う属性も相まって)この黒い竜を思わせるので紛らわしい。能力的には大地の化身だし。 また、ミラボレアス同様、体力が一定以上減ると自身の身を守る為に肉質を硬化させるようになる。 これは胸の灼熱核を破壊することで解除できる。 この硬化能力は心臓の力によるもので、その心臓を守る核が破壊されると一緒に心臓ごと破壊されてしまうからである。心臓が破壊されてなお彼が動き続けられるのは、彼の心臓が破壊されても血流を確保できるほどの強靭さを持っているからである。その心臓は「不死の心臓」と称され、希少価値が極めて高い。 「厄海」という、タンジアの港にほど近い場所に生息している。 本来は魚がよく獲れる穏やかな海域らしいが、グラン・ミラオスの能力の為か、火山のように火の粉が舞っている。 なんとも暑そうな場所だが、別にクーラードリンクが必要なわけではない。水中戦と陸上戦両方が可能。
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