コメント
1件
No.18
教師
クラスの女子A
クラスの女子B
美紗
暁音
クラスの女子達が私達をみてヒソヒソ楽しそうに話している。
このクラスは悪くなさそうだと安心したのに。
千夏
千夏
女子達が嬉しそうにキャーッと叫んだ。
休み時間
クラスの女子A
千夏
クラスの女子B
千夏
クラスの女子A
クラスの女子B
千夏
クラスの女子A
千夏
美紗
美紗
暁音
暁音
美紗
教師
また次の休み時間
美紗
美紗
美紗
千夏
暁音
千夏
暁音
暁音
千夏
美紗
暁音
千夏
初日から沢山話しかけてくれるクラスの皆が大好きだった。
だけど、時間が経つほど、本来のクラスが見えてきた。
数日後のこと。
クラスの女子B
クラスの女子A
千夏
千夏
誰かが避けられてることを知った。
桜
千夏
避けられていたのは、いつも一人でいる男の子だった。
美紗
暁音
千夏
その日から、桜のことを気にし始めた。
最初は普通に気になるだけで、好きとか話しかけたいとかは思っていなかった。
そして、私の友達関係も変わってきた。
暁音
千夏
美紗
私と暁音、美紗といつも一緒にいるようになった。
暁音も美紗もクラスの人気者で、色んな人に話しかけられる。
そんな2人が羨ましかった。
クラスの女子B
クラスの女子B
クラスの女子A
そして私の周りはたまに私の陰口を聞くようになった。
内容は褒められては無いけどそこまで酷くないし、気にしなかった。
暁音
美紗
千夏
クラスの女子B
暁音
クラスの女子A
クラスの女子A
美紗
暁音
美紗
千夏
千夏
暁音
美紗
少しずつ、2人と私は距離が空いてきた。
特に美紗から。
クラスの女子C
美紗
美紗
クラスの女子C
けど、私達のことはお互い優先し合ってたし、離れることはないと思ってた。
けど、不安だった。
そしてその不安は当たる。
2ヶ月くらい経った頃、体育の授業で3人ペアを作ることになった。
いつもは3人だったのに、今日は美紗は別のグループに入ってしまった。
私達に、何も言わずに。
暁音
千夏
美紗は友達だった事が嘘みたいに、話す機会も、一緒に行動することも全くなくなってしまった。
美紗はクラスの人気者だけど、友達関係に悩まされていた。
“ 誰かの1番になりたい ”と言っていた。
…暁音は、違ったのかな。
暁音は、美紗が1番って言ってたけど、美紗は暁音のことを1番と言ったことがなかった。
美紗は暁音と私の事を、“ ただの友達の一人 ”としか思ってなかったんだろう。
暁音
暁音は俯く。
千夏
この状況で1番悲しいのは暁音だ。
私は後から来た部外者みたいなものだ。
だから、いてもいいのか不安になっていた。
もし、この状況の原因が私だとしたら?
部活の手伝いで会う機会が暁音の方が多くなってしまったから、私と暁音を邪魔したくなくて離れたとしたら?
全部、私のせいじゃないか。
暁音
暁音は目をこすってトイレに向かって走っていった。
…私のせいだ。
私は、もうトイレに入った暁音を追いかけた。
トイレに行くと、暁音は洗面所でしゃがんでいた。
暁音
暁音は泣いていた。
千夏
暁音
暁音
暁音は私に抱きついた。
暁音
暁音
暁音
千夏
暁音は私の事を1番とは思ってくれてないよね。
私は、暁音の1番になりたいのに。
私達は、すれ違っていた。
そして、家も変わっていった。
千夏の父
千夏の父
父は私を叩くようになった。
千夏
千夏
私だけを殴った。
千夏の父
千夏の父
私は徐々に居場所がなくなっていった。
そして二学期が始まった。
私はその時から桜に話しかけるようになった。
私は、桜に何か感情を持つようになった。
千夏
桜
桜と話すようになると、私への陰口はありえないほどに増えた。
もちろん、暁音も。
だけど、話してみるといい人で。
どこか辛そうで。
みんな見た目で判断してるんだなって思って腹が立った。
きっとその時から、私は桜は他の人とは別の感情を持った。
美紗は私達の陰口を“ どうでもいい ”と言って聞き流していた。
そして、虐められるようになった。
千夏
暁音
千夏
暁音
千夏
千夏
暁音
そして虐めは悪化していく。
数日後、私は学校を退学させられた。
お父さんは怒ってなかった。
むしろ、“ 気づけなくてごめん ”まで言って撫でてくれたのだ。
お父さんは私を叩くけど、たまに優しくしてくれた。
なのに…
千夏の母
急にお母さんが帰ってきたのだ。
湊
千夏
千夏
千夏の父
千夏の父
なんで帰ってきたか理由も分からないまま、母は滅多刺しにされた。
そして、父も持っていた包丁で自殺してしまった。
私と湊はあっという間に、家族2人を失った。
千夏
湊
千夏
千夏
千夏
私は外に出て、少し散歩しようとした。
外は雨だった。
傘をさして歩いていると、大人数が私に向かって歩いて来ているのが見えた。
千夏
クラスの虐めっ子達だった。
クラスの女子B
クラスの女子B
千夏
クラスの女子A
クラスの女子A
クラスの女子A
クラスの女子A
皆が笑い出す。
千夏
別に、私が何を言われようが気にしない。
私は私だから。
だけど…
千夏
クラスの女子B
私は私の前にいた女子の胸ぐらを掴んだ。
千夏
私は思いっきり殴った。
私は人を触るのも、人に触られるのも嫌いだった。
私は、正気じゃなくなって殴りまくった。
クラスの女子A
幸い、周りに人はいなかった。
虐めっ子の男子は殴りかかってきた。
私は攻撃を避け、重い一撃を入れる事を繰り返した。
そして回し蹴りを入れたり、横腹を殴ったり私はどんどん倒していった。
クラスの女子A
そして女子も気絶させる。
クラスの女子A
周りが全員倒れ、私は正気に戻った。
千夏
叫びそうになった時に、十亀さんが来て獅子頭連に入り、今に至る__
千夏
桜
千夏
桜
千夏
桜
千夏
千夏
桜
千夏
千夏
桜
千夏
俺はぽかんとした。
千夏
付き合う?俺と千夏が?
桜
桜
千夏
千夏
桜
確かに、俺も千夏が好きだ。
だけど、俺が彼氏になっても意味無いんじゃないのか?
俺が付き合ったって、いい事なんて…
桜
千夏
桜
桜
千夏
桜
桜
千夏
千夏
桜
千夏
千夏
千夏
千夏
桜
千夏
千夏
千夏
千夏は走って帰って行った。
俺は後悔した。
付き合えばよかった。
千夏は、俺を知った上で好きって言ったのに。
きっと、信頼してくれていたのに。
突き放してしまった。