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毎週月・水・金
放課後の図書室
図書委員の仕事をするのが私の日課
少数、または誰もいない図書室で本の匂いを嗅ぎながら本を読むのがたまらなく好き
家は楽器屋だから音が常に聴こえる
それも嫌いじゃないけど、やっぱり静かな空間はとても落ち着く
だけど最近、少し騒がしい
タッタッタッタッ
桃木 智
桃木 智
ガラガラガラ
五十嵐 優子
桃木 智
この学園の生徒会長で男女共に支持がある完璧オブ完璧女
五十嵐 優子
何故か私に構ってくる先輩
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
先輩はそう言いながら私の向かい側に椅子を持ってきて座った
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
先輩は興味深そうに本を見た
桃木 智
桃木 智
1ヶ月前
中学からの友達と喋り終わったあと、先輩は来た
山田 澪
山田 澪
桃木 智
山田 澪
山田 澪
桃木 智
ガラガラガラ
山田 澪
五十嵐 優子
入れ替わりで入ってきた人物を見て驚いた
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
私の事をじっと見つめる先輩は口を開いた
五十嵐 優子
桃木 智
桃木 智
五十嵐 優子
五十嵐 優子
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
五十嵐 優子
桃木 智
それが、先輩と会話した初めてだった
桃木 智
私には気にもとめないで黙々と本を読む彼女
その横顔が綺麗で、つい見惚れてしまう
あの頃から、ずっと
私は昔から注目されることが多かった
そのせいで、よく知らない人から声を掛けられたり、告白されたり
でも、私は誰に対しても恋をしたことが無かった
だけど、あの日、たまたま聞いた会話
山田 澪
五十嵐 優子
桃木 智
山田 澪
桃木 智
山田 澪
山田 澪
桃木 智
桃木 智
五十嵐 優子
山田 澪
桃木 智
山田 澪
桃木 智
桃木 智
山田 澪
山田 澪
桃木 智
五十嵐 優子
中を見ると少し寂しそうな顔でそういう彼女が座っていた
五十嵐 優子
五十嵐 優子
横顔にドキドキした、もっと知りたい、彼女の事がもっと
五十嵐 優子
恋に落ちた瞬間だった
桃木 智
五十嵐 優子
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
口調は淡々としているけど、優しくて、透き通る声
時々少し微笑む表情
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
桃木 智
五十嵐 優子
背が低いのを少し気にしている所
桃木 智
五十嵐 優子
背伸びをする彼女の後ろに立って本をひょいと取って棚に戻した
桃木 智
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
棚を背にした彼女が私を見上げる
五十嵐 優子
トンっと逃げないように棚に手を付く
五十嵐 優子
桃木 智
桃木 智
桃木 智
桃木 智
私を好きにならない所
キーンコーンカーンコーン
桃木 智
五十嵐 優子
桃木 智
五十嵐 優子
五十嵐 優子
そういう所が、好き
桃木 智
五十嵐 優子