高校生と幼稚園児の過去

ジェルは俺の昔からの大親友

ジェルは笑顔で振舞ってくれたが きっと悲しんでいるだろう

今まで遊びを断ったことがなかったから 少し心が痛かったのだ

でも今はそれより大切な事があるから仕方ない

俺が帰宅すると笑顔で出迎えてくれるころんが目に入った

ころんと遊ぶ時間ができたのはジェルのおかげだ

ジェルありがとう…

俺が聞くところんは悲しそうな顔をして 小さく頷いた

俺の煽り言葉のせいか ころんは悔し泣きをしてしまった

ビーンポーン

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪 さとみが部屋を出る

俺が振り返るとドアから顔を出した ころんがいた

ジェルは少し悲しい目をして俯いた

と思っていたら

ころんは怯えながら俺に抱きついてきた

その時俺は少し嬉しかった

ジェルがあまりにもしつこいから

渋々入るのを許可した