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母親
父親
両親にそう言われて育ってきた私。 我慢をし続ける日々。 仕方がないと思う。 だって、妹の方がかわいくていい子だから。 でもそれは、私以外にだった。
愛依
嘲笑うかのように、蔑むかのように私を見つめ、そう言ってくる。
真帆
繕った笑顔で答える。 渡してきたのは数学のプリントだった。 私が受け取ったのを見るとすぐ出て行った。 はぁ、またかと思う。 ここ最近ずっと宿題であろう物を渡してくる。 嫌がったら両親に怒鳴られる。 失敗作なんだからこれぐらいはしなさい、と。 私はいつまで失敗作と呼ばれなければいけないのだろうか。