なんでも気にしてしまう、 心配してしまう性格
僕はいわゆる心配性
いつも周りに迷惑をかけてた
そんな自分が嫌いだった
―君に出会うまでは。
小学生のころ
先生
もぶ
もぶ
先生
この時は何も考えず、純粋な気持ちで手をあげた
青
先生
青
青
ずっと喋り続ける僕を、 クラスメイトは、目を丸くして 見ていただろう
もぶ
青
〇〇ちゃん泣いちゃった!
青柳さん最低ー
もぶ
「心配性だよね」
青
ただの指摘に過ぎなかった、それでも
言葉は凶器になるんだと 実感した瞬間だった
青
僕の何かが壊れる音がした
青
心配性は悪いことなんだと知った
僕の心配性は誰かを傷つけることを 知った
―もう2度と、心配性を出さないことを誓った
―高校生― (現在)
先生
青
転校生らしき人がドアを開けた
桃
クラスが一瞬静まり返った
もぶ
もぶ
もぶ
先生
ストン、
隣でそんな音が聞こえた
青
桃
青
桃
青
もぶ
もぶ
桃
あんな初対面の人と交換して、 トラブルは起きたりしないのだろうか
青
また心配性が出てる
あの、小学校で言われた一言―
この性格自体を直したかった
でも無意識に考えてしまう…
青
ただ転校生を見つめていただけなのに
なんでこんな話になっているのか、 自分でも分からなかった
桃
放課後
青
桃
青
帰り道が同じらしい
桃
青
桃
なんとなく下に目をやった
青
桃
空き缶は転校生の足元に迫っている
心配性かな
伝えないほうがいいかな
でも怪我しちゃうかも…
青
桃
勝手に声が出た
それも大声
青
心配性、、出しちゃった、、
青
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
青
迷惑をかけなかった
むしろ役に立てた
―こんなの初めてだ
帰り道が同じなので、 転校生はずっとそばにいてくれた
桃
青
桃
桃
青
バレてしまった
あの時かたく誓ったのに
青
桃
青
桃
青
もう駄目だ
この人にはたぶん隠せない
桃
僕の目をしっかりと見てくる
なんか、この人は大丈夫な気がする
青
桃
桃
青
桃
桃
コメント
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新作 だぁぁぁぁ !! てこと は、さとちゃん おっちょ こ ちょ(( 続き 待ってる ます !!