甘 く 濁 っ た 罠 。

⚠モブ太、中太 モブ太多め R18あり 濁点喘ぎ

太宰が連れてこられたのは 明かりが付いていない暗い部屋

その中央に大きい 寝台があった

男は寝台に腰を掛け 静かに微笑んだ

暗闇に浮かぶその顔は 先程よりも怪しさを纏わせていた

太宰は腹の奥が 捻れるような感覚がした

其れは至って 簡単な感情

” 恐怖 ”

知らない中年の男に 体を弄られる恐怖

とても図り知れるものでは無い

だが、ここで感情を 出しては駄目だ

ｺ ﾘ ｯ ❤︎

太宰のソレはピンと張り 先端から我慢汁が溢れている

そんな太宰を横目に、 男は服を脱ぎ始める

部屋には肌と肌の ぶつかる音

そして、太宰の叫ぶ様な 喘ぎが響く

そう話し口角を上げながら 腰を動かす男

太宰はその間も 快楽を拾い続ける

ｺﾞ ﾘ ｭ ｯｯ ︎︎︎︎❤︎

そこに白濁が飛び散る

太宰の背中︎︎︎︎は 円を描く様に反り、痙攣した

男も同時に達し、 太宰の中に熱い液体が流れ込む

太宰のアナから 男のモノが抜ける

其の瞬間、太宰の顔が ベッドへ押し付けられた

太宰は焦った

ポートマフィアの作戦を 相手に見破られていたこと

其れはどうだっていい

問題は体が痺れて 動かない事だ

何時やられたのか分からない そして、大抵の毒は効かない筈

相当強いものを 打たれたと判る

男の顔からは 先程の笑みが消えていた

冷酷で、冷徹

男は拳銃を取り出し、 太宰の顔へ向けた

ベッドから解放された 鼻と口で呼吸を整える

ドンッ

太宰が口を開きかけた瞬間 部屋に鈍い音が響いた

真っ白な壁と床に 鮮やかな赤い花が咲く

── 男は死んでいた

だが、太宰は其れを 気にもしなかった

最も嫌悪する相手が 視界に入ってしまったからだ

中也の耳には イヤホンが付いている

太宰の靴裏に仕込まれた無線機から 聞いていたのだろう

中也は扉へ向かい歩く

だが、その後ろに 付いて行く影は無い

中也は考えた

太宰を見て、扉を見て、 そして又太宰を見る

少し黙りこみ ベッドの方へ歩き出した

その一言に 全ての疑問を込めた

中也は太宰に 自分の羽織を掛け

背中と脚に腕を回し、 そのまま持ち上げた

所謂姫抱きである

少しの沈黙の後 中也が口を開いた

二人は血だらけの道を ただ、静かに歩いた