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夢小説 なんでも許せる方のみ 『白雪姫』童話風 文スト
名前も顔も知らず、赤の他人から招待された葬式。
俺は何故か体が勝手に動くように来てしまった。
周りを見るとその七人と俺以外は誰も居らず、
子供に近い背丈をした男性ら七人が涙を流していた
何故か遺影は、飾っていないが
硝子の棺桶ですっきりと 女性の遺体が見えていた。
体型はスラリと細い。 身長は俺と同じぐらいだ。
少しずつその女性に近づく度に美しさに惚れてしまう。
雪のように白い肌。 髪は黒壇の木ように黒い。
狂気たる美貌が俺の心を惹かれてしまう
顔を近づかせ、手で愛しい唇に触れた。 人が居ることを忘れて本能のままに動く
中原中也
中原中也
中原中也
俺はゆっくりと初接吻を捧げた
冷たい体が触れ その相手の温度の面積がどんどんと伝わってくる
『ガリッ』
俺の朱唇を切った音がした。 じんわりと痛みが走る
中原中也
彼女の唇は口紅代わりに 俺の血で紅く染まっていた。
儚くも美しい彼女が生き返る。 死んでいないことに驚きを隠せず目を丸くしてしまった
周りの奴らも涙を引っ込め 「生き返った!!」と喜びを隠さないでいた
にこやかに大人びた笑いで返されると 俺は背筋がゾッとした
中原中也