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ぬし
ぬし
ぬし
いつからでしょうか。
あなたを焦がれるようになったのは。
私をたくさん傷付けて、傷付けて、傷付けて。
私はそのたびあなたに抗いました。
自らを傷付けてでも、あなたを殺そうとした。
それを忘れたかのように、
あなたは私を愛してくれます。
私を傷付けた、その手で。
大嫌いなその手で、
あなたは私を抱きしめてくれました。
私は、あなたが嫌いです。
相討ちになっても良い。
そう思えるくらいには。
どうしてですか?
どうしてあなたはそんな温かい目で私を見る?
私を傷付けていた時の、
あの残酷な目に戻ってください。
でないと、あなたを殺せない。
あなたは、時々怖い顔をします。
私はそれが、あなたの本当の顔だと思う。
私を傷付けていた時、あなたはいつもその顔でした。
私を、刺したり、撃ったり…。
今はそんなことを絶対にしない。
殴ろうとしても、笑って手を握るだけ。
あなたは、変わったのですか?
それとも、隠しているのですか?
内気なあなたはもっと嫌いです。
あの悠々としたうざったい顔を、もう一度見せてください。
私はそれを、待ち焦がれている。
もしも、あなたが、そんな顔をしてくれたのなら。
私はあなたを殺します。
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
2件
ああ…いい。
すご!?