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主
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主
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主
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主
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主
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主
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主
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主
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主
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主
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シャオロンはそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れのまんま家の前で泣いていた
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夏が始まったばかりと言うのにシャオロンは酷く震えていた
そんな話で始まる
あの夏の日の
記憶だ
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モブ
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ドン
モブ
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そんなシャオロンに俺は言った
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カバンに詰めて
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壊していこう
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今となっちゃもう要らないさ
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シャオロンと俺の旅だ
そして俺等は逃げ出した
この狭い 狭い 世界から
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捨ててシャオロンと2人で
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シャオロンの手を握った時微かな震えも既に無くなっていて
誰にも縛れないで
2人
線路の上を
歩いた
モブ
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金を盗んで
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2人で逃げて
何処にでも行ける気がしたんだ
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額の汗も落ちたメガネも
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あぶれ者の小さな逃避行の
旅だ
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宛も無く彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼達の怒号に
警察
馬鹿みたいにはしゃぎあい
ふとシャオロンはナイフを取った
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ザシュ
そしてシャオロンは首を切った
まるで何かの映画のワンシーンだ
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白昼夢を見ている気がした
警察
気づけば俺は捕まって
シャオロンが何処にも見つからなくって
シャオロンだけが何処にも居なくって
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家族もクラスの奴等も居るのに
シャオロンだけが何処にも居ない
あの夏の日を思い出す
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俺は今の今でも歌ってる
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シャオロンをずっと探してるんだ
シャオロンに言いたいことがあるんだ
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9月の終わりにくしゃみして
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6月の匂いを繰り返す
シャオロンの笑顔は
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シャオロンの無邪気さは
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誰も何も悪くないんよ
シャオロンは何も悪く無いんやから
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神
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主
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主
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主
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主
主