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流星軍

第10話 - 墓荒らし

2024年10月23日

#軍隊

#オリジナル

#オリジナルストーリー

七葉

藍

えっと、とんでもない事って何…？

蒼

…っ

藍

…っあ！

藍

私が仕事サボって
空くん連れ回しちゃったの

藍

他の恒星にバレちゃった？

藍

それなら頑張って誤魔化すから大丈夫だよ～

藍

平気平気！

蒼

…そんなことじゃない

蒼

…あのな？

蒼

「墓荒らし」が現れた

藍

…

藍

嘘、でしょ…？

これは

藍

…

藍

…ただただ、虚しい

昔の話である

藍

冷(れい)さん

冷

何だ？

藍

此処って何も無いですね

冷

お前を創ってやった主に言うことか？

藍

いやー

藍

これでも最近、冥(めい)とか林(りん)とか増えてきたけど…

藍

何っっっも無いよね！

冷

…ﾌﾞﾁｯ

冷

今日お前飯抜き

藍

えー！そんな酷いこと言わないで下さいよ～

冷

恒星一つ創造するのがどんだけ大変か知りもしないくせに…

藍

…でも、冷さんが誰よりも優しいの

藍

私、知ってますから

冷

…！そんなこと言ったって飯は抜きだからな…

冷

まぁ、菓子位なら…許してやってもいいぞ…？

藍

そしてツンデレなことも

藍

知ってます✨ｷﾗｯ

冷

…

冷

やっぱ1週間位抜きにするか…

藍

えっ？流石に死んじゃいますよ？

冷

死なん

冷

私で検証済みだ

藍

えぇ…

藍

あ…向こうで冥が待っているのでそろそろ行ってきます！ﾀﾞｯ

冷

あぁ、気を付けてな

藍

ふふっ…(*^-^*)

藍

(こんな平和が、ずっと続くといいな)

そう思っていた矢先

ﾊﾞｧﾝ

冷

(避けられない…！)

冷

ｯ！

冷

…ﾊﾞﾀｯ

藍

…？ｸﾙｯ(振り返る)

藍

…ﾊｯ

藍

冷さん！ﾀﾞﾀﾞｯ

藍

(嘘…「核」が破壊されてる…)

藍

(…というか、周りが燃えてる？)

藍

(燃えるなんて…私が生まれて一回もなかった…)

藍

しかもこんな…

ﾎﾞｵｵｵｵ

藍

辺り一帯が…火の海になったことなんて…

藍

1度もない…！

冷

…藍、

藍

冷さん！

藍

起きましたか…？

冷

あのな、藍…

冷

今日、お前は此処には何も無い、と言っただろ？

藍

はい、そう…ですね

冷

その通りだ

藍

…はい？

冷

お前の言った通り、此処にはまだ…何も無い

冷

だからな…

冷

お前がこの世界を沢山のもので満ちあふれる所にしてやってくれ

藍

…っでも、

藍

もう此処には…

藍

何も無いどころか

藍

何かを生み出すこともままならない所になってしまいましたよ？

冷

…ﾆｯ(軽く微笑む)

藍

…っ

冷

最後に…

冷

私を撃ち、此処を火の海にしたのは…

冷

「墓荒らし」という奴ら、だ…

冷

ﾄﾞｻｯ…

藍

あ…

藍

(死んで、しまった)

藍

(悲しい…はずなのに…)

墓荒らし

藍

その名前…一生覚えて…

藍

どう、するんだろな…？

藍

(復讐する気持ちは湧いてこない…)

藍

…ただただ、虚しい

蒼

前…俺に話してくれただろ？

蒼

あの「墓荒らし」と多分、同じ連中…

蒼

なんか…自ら「我々は墓から魂を掘り起こすものだ！」

蒼

とか…意味が分からないことを言っていて…

蒼

…藍？

蒼

藍！

勝手に通信石を奪ってしまって申し訳ありません…

私、

「墓荒らし」に属する者です

蒼

…は？

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流星軍

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七葉

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