緋彗
セルフィー
セルフィー
緋彗
僕の名前は一葉緋彗。
いろいろあって”没世界”というところに来てしまったみたいだ。
状況が掴めない。
この人は誰なんだろう…
そもそも人なのだろうか?
緋彗
セルフィー
ニコニコと笑う口の中の歯もギザギザで まるでサメみたいだ。
緋彗
緋彗
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
そう言ってどこからか紙とペンを取り出して何かを 描き始めた。
2分ほどで、
セルフィー
セルフィー
緋彗
緋彗
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
緋彗
緋彗
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
ノーマルじゃなくてフィクションの世界の住人だったってことは…
やっぱり人じゃ無いのかな
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
まさに、力のない声で言った。
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
君はノーマルの世界に帰りたい?
セルフィー
……。
緋彗
セルフィー
緋彗
緋彗
緋彗
セルフィー
「嘘だね。」
緋彗
その口元は少し笑っていた。
セルフィー
緋彗
セルフィー
僕はそんな大層な望みや願い事を 生前にした記憶は無かった
だからこそ、すごく気になったんだ。
死後の行先をも変えてしまうほどの僕の思いは どれほど強いものなんだろう…って。
その願い事って何なんだろう…って。
緋彗
この人に聞いても、わかるはずが無い。
でも、相変わらずの口元を見て、僕は…
セルフィー
緋彗
緋彗
セルフィー
私と一緒に冒険しない?
緋彗
セルフィー
セルフィー
死んでても、生きてても、きっとやる事なんか無い。
…だったら。
緋彗
セルフィー
緋彗
この人とだったら、僕の本当の願いを見つけてくれると思ったんだ。
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
とまと
おまけ!!
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
緋彗
セルフィー
セルフィー
緋彗
緋彗
緋彗
セルフィー
セルフィー
セルフィー
緋彗
セルフィー
緋彗
………あっ、僕あれ言ってないじゃん。
緋彗
セルフィー
緋彗
セルフィー
このとき、セルフィーさんは今までで一番 キラキラした笑顔で、
セルフィー
と、言ってくれた。
僕に何ができるのかなんて、僕がいちばん分からないけれど。
没人間より、没勇者の方が何倍かはマシだよな。
3つの世界を繋ぐ青空を眺めながら、僕は思った。
ご視聴ありがとう ございました!!