フウル
早速じゃがセレナ、恩恵はどうじゃ?
セレナ
バッチし……受けてるよ
セレナ
模倣はあまり影響してないけど
セレナ
私はベースだからもう影響は……受けて
いて、それに重ねがけ……しているだけ
だからあまり……変わらなかった
セレナ
でも種族とかは変わっていたよ
セレナ
そこだけ影響されな……かったの
かな、単に回らなかったっていう
のもある……と思うけど
フウル
そこは共通なんじゃな
セレナ
それと、称号を貰ってる
シオン
私たちは''総司令官"と"副総司令官"
でしたね。
フウル
そうじゃ……( ・᷄ὢ・᷅ )
白崎 結衣
(なんでそんな顔になってるんだろう.......)
白崎 結衣
(あ、どうも。最近あまり喋れて
ない白崎結衣です。)
セレナ
称号は"主に創られしもの"
セレナ
これの恩恵は"主の感情把握"
セレナ
今の主様の感情がわかる……恩恵
みたい……
シオン
思考とかはリンクしてない感じで
すかね?
セレナ
そこは.......繋がってない
セレナ
あくまで感情そのものが
わかるってことだから.......
白崎 結衣
セレナには感情を知られてても
大丈夫かなー
白崎 結衣
今どんな感情だと思う?(◦ˉ ˘ ˉ◦)
セレナ
……嬉しいっていう感情
白崎 結衣
本当にあってる!すごいね〜!
セレナ
(*´ ˘ `*)エヘヘ
フウル
(なんか……ずるくないかのう、わらわ
だけ結衣の恩恵薄いのじゃ……)
フウル
(結衣のあーんなことやこーんな
ことだって……)
白崎 結衣
:(・-・`):ゾクッ
白崎 結衣
???キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ
白崎 結衣
(一瞬寒気が……気のせいか)
シオン
大体の恩恵はわかりました。セレナ
の種族や特性も。
シオン
私提案してもいいですかね
セレナ
?
フウル
なんじゃ?
シオン
ご主人の付く配役を決めません?
白崎 結衣
……メイド?
シオン
違います(キパッ
白崎 結衣
(´・ω・`)
フウル
配役……そうじゃのう、この前の五条
とやらが急に仕掛けてくるかもしれん
。結衣を一人だけ野放しにもしておく
わけもいかんからのう
白崎 結衣
え〜、別に一人だけでもいいよ
白崎 結衣
あんなんがたまに起こるだけでしょ?
フウル
たまにのレベルが超えておるのじゃ……
白崎 結衣
私どっちかというと一人の方が
いいんだけど……
フウル
ダメじゃ
シオン
ダメです
セレナ
……
白崎 結衣
き、厳しい……💦
シオン
まぁそうですね、たまには一人で外出
した方がいい時もありますから
白崎 結衣
(*・ω・)ピコーン
白崎 結衣
でしょ!でしょ!
シオン
ただし!あまり動かないことを約束
できたらです。範囲外に行かれると
たまったもんじゃないですから
フウル
そこは大丈夫じゃ、わらわが位置を
知っているから
シオン
あまり特性を使いたくないんです
フウル
なんでじゃ?
シオン
特性を使ってご主人のことをいつでも
情報を受けられるんですけど……
白崎 結衣
じー( ⚭-⚭)
シオン
ご、ご主人が「大事な時だけ使って」
と言いまして……
白崎 結衣
当たり前でしょ、みんながいる時に私の
情報は知らなくてもいいじゃん
白崎 結衣
命令をすることができるけど、私はそんな
ことに命令は使わないよ。みんなは言われ
たことをやってくれるから
白崎 結衣
これでも聞かない場合は……
白崎 結衣
私から即命令をする!いいね?
シオン
……はい
フウル
(*´・д・)*´。_。)
セレナ
はーい
フウル
セレナ、セレナはこれから結衣の
侍女じゃ、しっかりするのじゃよ
セレナ
侍女って何?
フウル
主人の世話をすること……じゃな
セレナ
うーん、楽しそうなのかわからない……
フウル
楽しそうとはいかないかものう
シオン
はいはい!私はなんの配役ですか!?
フウル
シオンは経験を積ませるという意味で
リーダーになってもらうつもりじゃ
シオン
り、リーダー……
シオン
私そういうの苦手なんですよね……何か
を引っ張っていく系……
フウル
だから経験を積ませると言う意味と言っ
ておるじゃろ
フウル
それともなんじゃ?結衣と近い役職が
良かったかものう?
シオン
べ、別にそんなんじゃ……ありません
フウル
(図星かいな……)
セレナ
じゃあリーダーでいいんじゃない?
シオン
今日初対面の人をリーダーにするんですか
セレナ
私……そういうの気にしない
フウル
だって
シオン
……苦手なんですけどね、
フウル
物は試しじゃよ♪
フウル
それじゃあわらわは何をするかのう
白崎 結衣
…………
・・・・・
まともに話したのは久しぶりかもしれない
急に喋りすぎたからか最近眠たくなることが多いんだよね、呂律が回らなくなることもある
いつもはずっと部屋で漫画とか読んで、たまに術式のことについて学んでみたり、自分がヒーローみたいな展開を想像してみたり、とにかく1人で出来るやつを何回もやっていた
会話だって必要最低限、お母様とは一年間に数回しか会話を交わさなかった。私と会話をするお母様はいつも嫌悪の顔をしていた
私はあまり会話をすることができない、だから自分の世界に引きこもってしまう
その人は私の祖父。今はもう亡くなくなっているが、ほののんとした表情を浮かべる人だった。
私の話を遮断することなく聞いてくれて、真面目に接してくれた。
私は祖父……お爺様の少し手厚い手で撫でられるのが好きだった
お爺様が亡くなってからは私の話を聞いてくれる人はいない
「今は忙しい」とか「少し休ませてください」とか、私の体験話を聞いてくれる人はいない。いや、正確に言うと聞きたくないから適当な理由を述べて避けているんだと思う
今は皆に人見知りなところをあまり見せないように見張ってるだけだけど、本当は無理をしてる