私は今、森の中を彷徨っている
手には一通の手紙
しかし、私は森の中で迷ってしまった
どうしようと悩んでいたら
大きな館を見つけた
「なんだこれは………」
私は、大きな館の門の前にいた
???
あれ、人間のお客さん?
???
珍しい……
「だ、誰!?」
???
あ、自己紹介が遅れましたね
???
私は
幸
幸です
幸
よろしくお願いします
「よ、よろしくお願いします」
「(人……?いや、犬の耳が生えている)」
「(もしかして、人外!?)」
人外は、人を襲う恐ろしい生き物
「(逃げないと……)」
幸
あ、よろしければ泊まりますか?
「……え?」
幸
この辺、歩いても森なので危険ですし
幸
熊とか、普通に居ますよ
「………………」
「(泊めて…くれる?)」
「(人外って、意外と優しい……?)」
「………よろしくお願いします」
幸
はい!
幸
では、今門を開けますね
ギィィィィィィィ………
幸
どうぞ中へ
「お、お邪魔します」
幸
では、私についてきてください
幸
部屋の案内や、館内の案内をします
「あ、ありがとうございます」
少し疑問に思いながらも、私は幸さんについて行った
「大きな館ですね」
幸
そりゃあ、他の人が達も暮らしてるので
「えっ、他にもいるんですか!?」
幸
はい
幸
あ、でも心配しないでください
幸
みんなとても優しいですよ
「そ、そうなんですね」
「(なんか不安だな……)」
???
あ!お前、また僕のおやつ食べたでしょ!?
???
知らないよそんなの!
???
いーや嘘だね!!
???
毎回僕のおやつを食べてる犯人がお前だからお前だ!!
???
でも、今回は違うの!
???
嘘つけ!
???
はぁ!?
「誰かいるんですか?」
幸
あ〜、またあの2人……
「?」
幸
あの2人、よく喧嘩するんですよ
「えっ、そうなんですか?」
幸
はい…本当、困りますよ
幸
ちょっと止めに行ってきますね
「あ、はい」
幸
こら、猫亜と犬璃!
幸
喧嘩はやめなさい!
犬璃
だってねこが!!
猫亜
けんがしつこく!
幸
はいはい、2人共もうそこまでにしなさい
犬璃
むぅ………
猫亜
………………
幸
後でお菓子作ってあげるから
犬璃
えっ、本当!?✨✨
幸
うん、もちろん猫亜のもね
猫亜
えっ、いいの!?✨✨
幸
いいよ
犬璃
やった〜!!
猫亜
よっしゃ〜!!
「(お、お母さん……?)」
幸
トコトコ
幸
終わりました、さぁ行きましょう
「あの、少し聞いても?」
幸
はい?
「なんであの水色髪の子は目閉じてるんですか?」
幸
あぁ、猫亜は糸目なんですよ
「そうなんですね」
幸
はい、でも目開いたら凄く綺麗な黄色なんですよ!
「へ〜!見てみたいです」
幸
あの子は、びっくりする事が起きたりしないと目が開かないんですよ
「あ、そうなんですね!」
幸
でも、猫亜は驚き易いので頻繁に見れますよ
「お〜……」
幸
一回見てみます?
「いいんですか?」
幸
はい
幸
私、猫亜を驚かすのには慣れてるので
「な、なるほど」
幸
では、行ってきますね
幸
よーく見ててくださいよ
「はい!」
幸
………………………………
幸
わぁっ!!
猫亜
にゃっ!?
猫亜
ちょっと幸姉やめてよねw
幸
あははwwごめんごめん!
幸
それじゃ、私行くね!
猫亜
あ、うん!
幸
トコトコ
幸
見ましたか?ちゃんと
「はい!凄く綺麗な瞳の色でした!」
幸
ですよね!
幸
猫は、瞳の色が綺麗なんですよ
幸
なので、猫は人気です!
「へ〜!」
幸
あ、部屋の案内!
幸
すいません、うっかり立ち止まっちゃいましたね
幸
行きましょう!
「はい!」
私は、ここから先どんな出会いがあるのか!