桃青いっぱいの話

俺は生まれつき、芸能人の人よりも かっこよくはないし、他人に冷たい態度を取るし、

これまでに何回も芸能事務所の オーディションを受けた

でも、全部落選

そこから俺は、母から嫌われている

俺の心配をしてくれたり、 俺の事を大切にしてくれるのは 青だけだ

そんな弟の青が、俺の宝物だ

正直、着いていきたくなかった

両親たちは青の物しか買おうとしない

俺はもうすでに、この両親たちの 元から離れたかった

結局今日も両親は青に夢中。 ま、いつもこんな感じだけど

もう家出しようかなという 気持ちにもなってくる頃だ

でも、青は放っておけないし

正直、両親はどうでもいい。 心配なのは青だけ

集合の所に来たけど、青の姿は なかった

遅すぎたかな… でも、まだ5分くらいしか 経ってない

それから俺は、タクシーで 帰ることにした

なんだか、いつもより 家に入るのが嫌だ

青、俺も青のこと大好きだ でも、ごめん。もうこの家には居られない

そんなこと許されるわけないって 思っていた。だけど…

少し予想していた答えだった。 最後まで、親には愛されていなかった

桃が出ていった後、私達に ストレスは無くなった。だが…

唯一青だけが心配していたので 私は嘘をついた

私はこれから青をビッグにしてみせる

3年後

青は高校1年生になり、今日は 有名監督の新作映画のオーディションの日。なんとしても青を主役にしてみせる

私は、青の稼ぎ頭を頼りに 仕事を辞めて青にかけていた

その時、会場がざわめき始めた

そこには、超絶イケメンの男の人が 会場に入ってきたのだ

みんなが見惚れるほど イケメンだった。その人は、 こちらに歩いてきた

あの頃に比べて背も高く、 超絶イケメンの顔。表情も豊かに なっていた

青の涙を見た瞬間、俺の 何かが切れた

しまった、大事なオーディション なのにブチ切れてしまった

もうオーディションなんか どうでもよかった

青のことを優先していたから

3週間後

今あの両親は貧乏に生活している なぜなら、仕事を辞めて、お金がないからだろう

でも、俺達にはもう関係ない 赤の他人だから