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歌詞パロ

第1話 - 私のアール

2025年05月11日

#歌詞パロ

#東リべ

星野@起立性調節障害

星野菜々

星野、屋上で靴を脱ぎかけた時に

星野菜々

三つ編みの先客に、声をかけてしまった。

星野菜々

『ねぇ、やめなよ。』

星野菜々

口をついて出ただけ。

星野菜々

ホントはどうでもよかった。

星野菜々

先を越されるのが、なんとなく癪だった。

星野菜々

三つ編みの子は、語る

星野菜々

どっかで聞いたようなこと

灰谷蘭

『運命の人だった。
どうしても愛されたかった』

星野菜々

ふざけんな！そんなことくらいで

星野菜々

星野の先を越そうだなんて！

星野菜々

欲しいものが手に入らないなんて

星野菜々

奪われたことすらないくせに！

灰谷蘭

『話したら楽になった…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

星野菜々

って
三つ編みの子は、消えてった。

星野菜々

さぁ、今日こそはと靴を

星野菜々

脱ぎかけたらそこに

星野菜々

背の低い女の子

星野菜々

また声をかけてしまった。

星野菜々

背の低い子は、語る。クラスでの孤独を

佐野エマ

『無視されて、奪われて、
居場所がないんだ』

星野菜々

ふざけんな！そんなことくらいで

星野菜々

星野の先を越そうだなんて！

星野菜々

それでも、うちでは愛されて

星野菜々

あたたかいごはんもあるんでしょ？

佐野エマ

『おなかがすいたｯ…笑　ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

星野菜々

と泣いて
背の低い子は、消えてった。

星野菜々

そうやって、何人かに声をかけて

星野菜々

追い返して

星野菜々

星野自身の痛みは誰にも言えないまま

星野菜々

初めて見つけたんだ。

星野菜々

似たような悩みの子

星野菜々

何人目かに会ったんだ

星野菜々

黄色いカーディガンの子

柴柚葉

『うちに帰るたびに、増え続ける痣を
消し去ってしまうため
ここに来たの』

星野菜々

と　言った。

星野菜々

口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった

星野菜々

思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった。

星野菜々

『ねぇ、やめてよ』

星野菜々

ああ、どうしよう

星野菜々

この子は止められない

星野菜々

星野には止める資格が無い。

星野菜々

それでも、ここからは消えてよ。

星野菜々

柚葉を見ていると苦しいんだ。

柴柚葉

『じゃあ今日はやめておくよｯ…ﾆｺｯ　ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ』

星野菜々

って
目を伏せたまま消えてった。

星野菜々

今日こそは、誰もいない。

星野菜々

星野ひとりだけ

星野菜々

誰にも邪魔されない

星野菜々

邪魔してはくれない。

星野菜々

カーディガンは脱いで

星野菜々

三つ編みをほどいて

星野菜々

背の低い星野は

星野菜々

今から飛びます

～END～

歌詞パロ

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星野@起立性調節障害

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