How about you

コンテスト作品チーズ解釈 「How about you 」しろまち

私は高校3年生の時から肝臓の癌を患っている

そして今私の横にいる人は白井裕太 私の彼氏だ

この人とは高校1年生からの付き合いでよく補習の時に英語を教えて貰ってたな だから私は白井のしろと先生見たいって言って

しろせんせーって呼んでる

そんな日常会話をしていた時だった

急に苦しみだした私の事を助けてくれた

この後看護師さんが持ってきてくれた点滴をした後だんだんと体が楽になっていった

私の肝臓癌のステージは3 助かる確率はかなり低い

そう言ってせんせーは私の病室を出ていった

数分後 ドアがまた開いて主治医の先生が入ってきた

せんせーの前では「大丈夫」って言ってるけど、、 やっぱり怖いよ、、

私死ぬの？

もうせんせーとも会えなくなるの？

女研のみんなとも？

リスナーとも？

怖い

怖い

怖い

怖いよ

ずっとその事だけ考えてた

でも、逆にこれがストレスになったらしく私の病態は悪化した

私は大きく深呼吸してせんせーに話しかける

酸素マスクをつけてこもっている声で

私がそう言ったらせんせーはすぐに呼んできてくれた

今の季節は秋 暑くもなければ寒くもないとてもいい季節

私は酸素マスクを外して外の空気を思う存分に吸った

私のお願いを叶えてくれたせんせー

私とせんせーしかいない屋上に水音が広がった

翌日

裕太へ 突然だけど私は残り1ヶ月で天国へ行きます この前発作が起こったあと主治医の先生が来て ｢私のガンのステージ3から4になりました｣って

ごめんね あの時に直接言えなくて

裕太に心配かけたくなかったんだ 屋上に行った時私の最後のお願い聞いてくれたの嬉しかったよ

またどこかで会えたらその時はまたキスしてよ

大好きだよ裕太

まちこより

せんせー

私せんせーの彼女で幸せだったよ

また別の人をせんせーの力で幸せにしてあげて

この時俺はまちこから貰った手紙を持って泣くことしか出来なかった

そして俺は冷たくなったまちこの体に触れて血色もない唇にそっとキスを落とした