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見終わった私「えっ、深…すごっ」っていつの間にか声に出てた笑 正直あの女の子許せん… (
恋 / 青黄
恋する初心な黄くん。
なんか甘々な気分だったのでかいてみた(?)
久しぶりのえちなし
どーぞ⤵︎ ︎
毎日毎日
「おはよう」
って言われるたびにドキドキして
目が釘付けになっちゃって
目が合った時は焦って逸らしちゃった
1度も体験したことがなかった僕だけど分かる
僕は、
“恋”しちゃったんだ。
青
黄
声が裏返らないようにって気をつけるようになってた。
1mmでも可愛く映る方法を考えるようになってた。
照れないように、余裕がある感じを意識してみた。
もう、あなたしか目にないの。
彼以外をミュートにしてしまった僕の瞳
周りの人がぼやけて見えるよ
黄
授業の途中、窓の枠の中で走り回る君に夢中
先生に怒られた気がしたけど
そんなの関係ないくらい、
先輩は綺麗だった
諦めず手を振ってみたけど、
もちろん気づかれなんてしない
集中してる君
そんなところが大好きなんだ
お昼休み、
君がベンチにいると知ってるからわざと
先輩がいる道を通って購買へ行く。
黄
青
手を振り返してくれた
平常心を保つのに必死な僕
君の目によく映ってたらいいな。
そんな浮かれてる僕だから
先輩の隣に座ってた人が
“女の子”
だと気づくのに購買帰りまでかかったのだろう。
黄
もう手なんか振れなかった。
黄
青
黄
次の日は先輩が昨日の女の子と一緒に登校していた。
朝から僕の目には映ってはいけないものだった。
胸が苦しくて、
なんなら痛いくらいで
こんな感覚になったのも、恋をしたのも初めてな僕には
少しどころか、とてつもなく辛かった。
モヤモヤが続いて1週間ほど。
先輩が
付き合ったと聞いた。
相手はもちろんあの女の子。
それを知ったのは、ホームルーム前。
女子達の噂が流れるように耳に入ってきたのだ。
それ以降先生の話どころか、誰の話も耳に入ってこなかった。
放課後、気づいたら教室に僕ひとり。
放心状態で、まともに動けなかった。
悲しくて悲しくて。
黄
この気持ちがどれだけ僕の心を占領していることか。
涙なんて止まるはずがない。
涙をすくう手も震えていて、機能しない。
教室だから、と声は最小限に抑える。
初めての恋。
初めての気持ち。
初めての失恋。
重いよ、
しばらく泣いていた。
はっ、と我に返ったのは
下校時間のチャイムのおかげ。
黄
黄
このタイミングで部活動の生徒も下校するんだっけ?
青先輩はバスケ部
どうする黄、
この気持ち抑えたままでいいの?
先輩がどう思ったっていい。
この思いの逃げ場は君だけだから。
もう帰っちゃうかもしれないから
走るのが苦手というのを忘れて、
無我夢中で走る。
水滴が、僕の後ろを走るけど
気にしないの
この気持ちも
“恋”なんだから
黄
青
青
黄
青
青
青
青
青
黄
青
青
黄
青
青
黄
黄
黄
青
先輩の目は苦しそうな、悟っていたかのような瞳をしていた。
黄
黄
黄
黄
この告白にこたえはいらない。
告白する前から
“こたえ”が存在していたから。
あなたがYESと返事をした時は、先輩の彼女に変わってぶん殴らなきゃいけない。
でも、振られたくはない。
分かっていても、言葉にされるとどうしても苦しいの。
青
黄
青
END