Ryoka
ふぁ…〜っ、
🤍
やっと起きましたか。
🤍
はいご飯。
Ryoka
……ありがとう、
🤍
食事が出てくるだけ感謝してくださいよー?
これじゃあ、どっちが執事か分からない。
🤍
お前のいい所なんて、体だけだから。
Ryoka
…っ、、ごめんなさぃ…
🤍
まぁ、 今日だけは許してやるよ。
🤍
次は無いからな。
Ryoka
はぃっ、…
ああ。またこうだ。
折角彼に逢いに行くというのに、…
Ryoka
ここかぁ…
コンコン…
Wakai
はーい…
Wakai
って、…💛嬢様、?!
Ryoka
あぁ ぁの、こんにちはっ!
彼は私が来たことに吃驚しているようだ。
他の国民なら嫌がって、暴行を加えてまで追い出すだろうに。
Wakai
どうされました、…?
Wakai
道に迷った、とか?
いや。
そんなことはない。
Ryoka
私は、…貴方に逢いに来たんです。
Wakai
💛嬢様が…?!俺に?…
Wakai
それは、何故ですか…?
そりゃあそんな反応になるだろう。
"一応"貴族の私がここにいるのだから。
Ryoka
一目惚れ、ってやつですかね(笑
Ryoka
って、…何言っちゃってんだろ。私…(笑
Wakai
一目惚れ…、
Wakai
俺も 、 なんです。
Wakai
俺も、 貴方に…💛嬢様に一目惚れしたんです。
Ryoka
!…
Ryoka
ふふ、…変な人。
Ryoka
こんな私を好きになるなんて。
Wakai
そう、… ですか。
彼は少し悲しそうにして目を逸らした。
Wakai
( やっぱり、 自覚してしまっているのか。 )
沈黙が流れる。
Ryoka
急に 、っ押しかけてすみません …
Wakai
!… いえ、そんなことないですよ。
Wakai
良かったら また…
Ryoka
はい …!
嬉しい。
こんな感情、いつぶりだろう。
まだ、少ししか話していないけれど、
一瞬で彼の虜になってしまった。
Ryoka
では、 失礼しますね 。
Wakai
はい、… では、また。笑 )
あぁ。
彼の笑顔は眩しい。
きっと、大切に育てられたのだろう。
きっと、愛されているのだろう。
…
… きっと、求められているのだろう。