最終話 / 結末
誰が悪役になろうが本人には一切関係ないです。※性格詐称※BADEND
黄side
深夜3時,中々眠くならない脳にくらべ“もう眠たい”と悲鳴をあげる身体。
眠りにつけないのは,ある男の子のことを考えているから
黄
どうすればいいんだろう
最低だぼく
絶対に桃くんに血のこと言わなきゃなのに ,
どうしても逃げる道を考えてしまう
嫌われない方法は無いかな,とか
誤魔化す方法とか
黄
ああ ,
言わなきゃいけないことも
聞かなきゃいけないこともいっぱい
なのに僕は……
あーもう
考えるだけ無駄に思えてきちゃった
勢いに任せて一通のメッセージを桃くんに送信する。
黄
まあ夜だし返信なんか来ないよね
なんて思っていたのだけれど
メッセージを送ってから5分ほど
スマホの着信音が鳴り響く
黄
黄
桃くんからだった
僕が話したいって言ったから電話してくれたのかな
なんだか嬉しくて
桃
黄
黄
桃
黄
桃
桃
黄
桃
黄
黄
桃
桃
黄
黄
お母さんに心配されながらも,家を飛び出た
桃くんの身体に何が起こってるって言うの,?
血が出てるの ?
なんでなのッ
焦りと不安
入り交じる汗が額を流れた
黄
赤
黄
黄
赤
赤
黄
赤
黄
黄
黄
黄
赤
赤
黄
赤
黄
赤
赤
赤
赤
黄
黄
赤
赤
黄
酷いッ,
全速力で桃くんの家まで走った
赤はちょっと見下してくるだけで
根はいい子だと思ってたもん
なのにッ
溢れてくる涙だって全部自分のせい
赤の血なんて
“飲まなきゃよかった”
黄
家の前で倒れている桃くんを見つけた
桃
桃
何故か,あらゆる所から血が出ていて
道路には大量の血が
落ちる涙も全部赤と混ざっていく
黄
黄
桃
桃
黄
黄
黄
黄
桃
黄
“だいすき”
黄
黄
なんでっ,
救いたいッ
桃くんを助けたいッ
どうしていつもッ…
人を傷つけたいわけじゃないのにっ
冷たい血に染まっていく
冷たい君
黄
だいすき
付き合ってるってちゃんと分かってたら
あんなこともこんなこともしてた
全部
出来なかった
校舎裏で桃くんの血液パックを吸う
空の君を想いながら
残り1週間分の血
僕も残り1週間
他の人の血を飲んじゃえば
契約解除で死ななくてすむ
でも
それでも
僕は君とパートナーがいい
黄
黄
“恋人は君だけ”
END
完結 .ᐟ.ᐟ
お正月にBADENDの投稿は流石に不吉かなって 笑 ちゃんと時期ずらしました👍🏻
次の連載も楽しみにしてて !!!!!