おっさんの安全を確認した後、私は体調不良と言う事で1日非番を貰った。
アカネ
アカネ
アカネ
アカネ
アカネ
アカネ
あの後、私はあの事を忘れようと考えたが、無理だった。 人間、興味を惹いたものは、そうそう忘れられない。
アカネ
アカネ
確かめる為に、家族写真を見る。
アカネ
私が見た家族写真は、5歳くらいの私を、母が抱っこしている写真だ。
家族写真なのに何故父が居ないかって?…それは私にも分からない。
アカネ
アカネ
アカネ
ふと思いだす。幼い頃の朧気な記憶だが、父と会った事など、一度も無い。
母に聞くと、いつも話を逸らされる。唯一答えてくれた時は、 「仕事が忙しいから」の、一点張りだった。
アカネ
仕事が忙しいからって休日もずっと働くか?出張で無い限り有り得ないだろ。
アカネ
そう、その部屋についても何時も話を逸らされていた
アカネ
少しの興味と共に、空き部屋へ行く。
アカネ
何度もドアノブを捻る。だが開かない扉。
アカネ
普通ならば此処で諦めるだろう。何処にあるかも分からない鍵を見つけるなど、至難の業だ。
しかし、今の私は開かずの扉を開ける''知識''が有る。
アカネ
そう、私は3ーEで、ピッキングの技術や、罠など。小細工等を学んでいた。
アカネ
何度か試すウチに、ガチャリ…と音が鳴る。
アカネ
少しの喜びに包まれながらも、扉を開ける。
アカネ
アカネ
私が何故驚いているかと言うと…
アカネ
そう、室内がクソ臭かった。←
アカネ
アカネ
アカネ
血の気が引く。何故かって?だってそこには________…
アカネ
そう、頭蓋骨や、身体中の骨がそこには捨てる様に置いてある。
アカネ
私は疑問に包まれる。
これは父なのか?はたまた全く違う赤の他人なのか?
これは母が殺したのか?
それとも________…
アカネ
アカネ
アカネ
その白骨死体の横には、''ある物''が大切そうに置いてあった。
アカネ
そう…
アカネ
…私が産まれた事で父と母から貰った_______…
アカネ
''ぬいぐるみ''であった。そしてその中心部に刺されているのが…
アカネ
血まみれで少し錆びている、包丁だった。
アカネ
私は膝から崩れ落ちた。だって_______…
アカネ(幼少期)
お母さん
「貴女は一人っ子だから…」
アカネ
「貴女自身だと思って、買ったの!」
全てが分かった。父はきっと…物心着く前の私を殺そうとしたんだろう。
何故なら、此処に争った様な形跡が有る。
そして母はそれを拒んだ。
そしてそのまま父を________…
…そしてそこから数年。やはり子育てと言うのは疲れるし、ストレスも溜まるだろう。
父と母は駆け落ち覚悟で結婚したので、祖母や祖父に預けようにも預けられない。
そして、父が死んだこの場で、私を殺そうとした。
だが私は運動神経が優れていて、母から逃げた。
そしてその日は散歩をしようと言っていたので、玄関の扉は空いている。
そしてそのまま道路に飛び出し、それを追いかけた母は______…
アカネ
アカネ
お母さん
お母さん
アカネ
最初から気付いていた。だが、知らぬ振りをしていた。
知りたかった筈なのに
アカネ
思い出せた筈なのに
アカネ
父と母を殺したのは、紛れもなく______…
アカネ
コメント
42件
やばい視界が滲む
(*꒦ິ꒳꒦ີ)੭ੇʓʓʓ…ウワァァ━━━━˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚.━━━━ン!! 夜宵(主が言葉に表せれない程凄かったと言っています) 塁(通訳やん)
うわぁぁぁぁぁ😭😭 闇が深いっ!!!😱 書き方天才すぎてやばいすね🥺💖 続きまってます‼️