沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
数年前
沙木 頼斗
母
沙木 頼斗
沙木 頼斗
僕は昔虐待を受けていた
最初は無視する程度だったものが 僕が小学生に上がるくらいから 殴ったり、暴言を吐いたり、
ひどくなっていった
けどその時の僕は これが普通だと思っていて 時々くる市役所の人の質問を 理解することができなかった
沙木 頼斗
父
沙木 頼斗
父
その時僕の目に見えたのは 僕が作った料理だった
ガシャーン
沙木 頼斗
沙木 頼斗
左目は痛くて開けられなかったが 右目でやっと状況を理解した
お父さんが僕に夕飯を投げつけたのだ
しかも当たりどころが悪く 身体中に皿の破片が刺さっていた 左目にも皿が直撃したらしい
沙木 頼斗
父
沙木 頼斗
父
父
沙木 頼斗
父
母
沙木 頼斗
いつもより痛い傷、 死んだほうがマシかもしれない。 お父さんとお母さんはずっと 僕がいらなかったんだね
父
母
父
沙木 頼斗
よくわからなかった 何かを2人で相談していた 水とか言ってたっけ 僕泳げないんだよね
父
沙木 頼斗
包丁を持ったお父さんが近づいてきた 痛いのいやだなぁ 死にたくないなぁ
え…?死にたくない?
沙木 頼斗
思った時には父が払った包丁を 避けていた
沙木 頼斗
父
沙木 頼斗
父
父
母
こ、ころさない?よかった… それなら別に…
痛い 苦しい 辛い いつこの痛みが終わるのだろう
沙木 頼斗
父
沙木 頼斗
母
父
沙木 頼斗
終わった…? 喉が痛い 変な呼吸音がする
父
沙木 頼斗
父
沙木 頼斗
髪を引っ張りながら 僕をどこかに連れていった こっちの方向はお風呂…?
沙木 頼斗
父
母
父
沙木 頼斗
よくわからなかった 目の前には水が入れてあるバスタブ お父さんに頭をつかまれてる 怖い 何があるの
父
バッシャーン
沙木 頼斗
顔を水中に無理やり入れられた お父さんの力が強い 上に上げられない
沙木 頼斗
息できない…苦しい
いやだまだ死にたくない
いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
死にたくない
沙木 頼斗
バスタブの底を力強く押した
父
母
父
お父さんとお母さんの声がした もうすぐだ!息ができる!
父
沙木 頼斗
なぜか急に力が入らなくなった
体が震えている…?
母
…は?? そんなの聞いてない いやだ 死にたくないのに…
沙木 頼斗
この世界は理不尽だ…
沙木 頼斗
沙木 頼斗
沙木 頼斗
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