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この話めっちゃ好きです!
えぇ、!待って意外な展開すぎて続きが楽しみじゃんかおら
竜胆
捨て子だった
母さんを小さいころに 亡くし
父親は借金をして 女と遊びまくって
俺たちを路地裏に捨てた
その時
幸いにも俺たち を救ってくれた女性がいた
ザーッ(雨の音)
その日は土砂降りだった
雨なのか涙なのか 俺たちの頬には無数の水滴 が流れていた
竜胆
竜胆
いくつだったかな?... 俺は幼くて...
蘭
兄貴もまだまだ 子供だった...
小さい身体が 小さい身体を抱きしめて
「絶対守るっ」そう言ってくれたの がなによりの暖かさだった
ザーッ!...
ザーッ...
ザッ...
そんな時だった
ある女性が 目の前にいた
女性
蘭
蘭
兄貴は多分その女性を 警戒していたのだろう 俺を包み込む手が震えていた
女性
女性
女性
女性は俺たちを 見て何かを悟ったように そう言った
女性がしゃがみこむ
女性
女性
女性が俺たちを 抱きしめてそう言った
女性
女性
蘭
竜胆
引っ込めていたはずの 涙が溢れ出てきた
"約束"だなんて たった一言の言葉なのに
本当に守ってくれるかも 保証できねぇのに
竜胆
俺はその言葉に 涙が止まらなかった
それからその女性は 俺たちを養子にし 母親となった
小学校中学年ぐらいまで 俺たちを育ててくれた
でも、知らない男と 交際するようになって
しまいには 俺たちを捨てた
結局...あいつ(父親) と同じだ...
"守る"なんて、"約束"なんて
全部全部大嘘だ...
俺は夢を見すぎて いたのかもな...
その女性を思い出すたびに そう思うようになっていた
これから"ずっと一緒に暮らせる" "守ってもらえる"なんて バカみたいな夢を見ていた
結局現実はそう上手くはいかない
現実はどう頑張ったって
一度つまずいたら そこで終わりなんだよっ...
竜胆
竜胆
"そんな未来クソくらえだ"
竜胆
竜胆
蘭
蘭
蘭
春千夜
蘭
春千夜
春千夜
蘭
春千夜
蘭
春千夜
春千夜
蘭
続く