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にんにん
にんにん
柚希
あたしの叫びに、隣でうたた寝してた松川くんが飛び起きた
午後一番の授業
それは国語
担当の勝原先生（通称かっぱ先生）は、忘れ物に鬼のように厳しい。
柚希
柚希
柚希
美善
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
美善
柚希
柚希
柚希
柚希
美善
美善
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
後ろのドアから呼んでみる
すると一斉に、女子の皆さんの鋭い視線が集まった
まるで獲物を狙うライオンのような気迫に、一歩後ずさる
柚希
伊藤 要
柚希
柚希
高い位置から投げられた質問に、顔を上げる
そこにはニッコリ笑顔の美少年が
柚希
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
柚希
同い年なのに、敬語使ってるしあたし
握手をすると要くんは柔らかく笑った
柚希
柚希
伊藤 要
柚希
柚希
伊藤 要
伊藤 要
柚希
柚希
柚希
柚希
ドアのところで待つあたし
手持ち無沙汰で足をぶらぶらさせてみる
横目で見れば、山田くんと何か離してる様子の要くん
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
山田くんの好きなところを指折り数えていたら、
山田くんを連れた要くんが戻ってきた
山田 聖
柚希
柚希
隣ではなぜか、要くんが笑いを堪えてる
柚希
柚希
山田 聖
山田 聖
柚希
山田くんの綺麗な顔が歪む
おお、眉間にシワが寄ると凛々しい…
柚希
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
リズムよくそう言った要くんは、
からかうように山田くんの肩に手を置く
柚希
柚希
山田 聖
山田 聖
山田 聖
柚希
乱暴に手渡された国語の辞書
山田くんはあたしが受けっとたのを確認すると、さっさと席へ戻ってしまった
残されたあたしは…顔、ニヤけまくりですっ!!
ぎゅーっと辞書を抱き締める
伊藤 要
伊藤 要
柚希
伊藤 要
伊藤 要
柚希
柚希
柚希
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
伊藤 要
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
柚希
ありったけの思いを込めて、
ありったけの声で叫んだ
山田くんには無視されちゃったけど、
構わないもん!
あたしが、山田くんが大好きなんだから!!
伊藤 要
伊藤 要
柚希
柚希
柚希
伊藤 要
女子の皆さんに突き刺さるような視線も払い除け、あたしはダッシュで、教室に戻った。
今ならどこまででも走れそう。それくらい、足が軽い。
山田くんに貸してもらった辞書
みるだけで口元が歪んでしまう
柚希
にんにん
にんにん
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