コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
悠翔
薫
悠翔
悠翔
薫
悠翔
君はそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れのまんま
薫
部屋で泣いた
夏が始まったばかりと言うのに、
薫は酷く震えていた
薫
そんな話で始まる
あの夏の日の記憶だ
悠翔
悠翔
薫
薫
薫
悠翔
薫
薫
薫
薫
悠翔
薫
薫
そんな薫に俺は言った
悠翔
薫
悠翔
悠翔
薫
薫
薫
悠翔
あの写真も
悠翔
薫
悠翔
薫
あの日記も
薫
悠翔
薫
悠翔
悠翔
薫
薫
人殺し
と
ダメ人間
の
薫と俺の旅だ!
悠翔
薫
悠翔
薫
悠翔
そして俺らは逃げ出した
この
狭い
狭い
この世界から!
家族も
瑠海
椿鬼
葵海
瑠海
クラスの奴らも
モブ女
モブ
何もかも全部捨てて!
薫と二人で!
遠い、遠い!
薫
薫
もうこの世界に価値などないよ
悠翔
薫は何も悪くないよ
薫は何も悪くないから
悠翔
薫
結局俺らは誰にも
愛されたことなどなかったんだ
そんな嫌な共通点で
俺らは簡単に信じあってきた
薫
悠翔
薫
悠翔
薫
悠翔
薫の手を握った時
微かな震えも既に無くなっていて
悠翔
誰にも縛られないで二人
線路の上を歩いた
薫
悠翔
薫
悠翔
金を盗んで
モブ
悠翔
薫
二人で逃げて
どこにでも行ける気がしたんだ⋯!
今更怖いものは
俺らにはなかったんだ
悠翔
薫
額の汗も
落ちた帽子とアクセサリー
悠翔
薫
悠翔
薫
悠翔
薫
あぶれ者の小さな逃避行の
旅だ
いつか見た
悠翔
悠翔
悠翔
悠翔
悠翔
薫
薫
悠翔
薫
薫
薫
薫
悠翔
薫
薫
薫
悠翔
薫
あてもなく彷徨う
蝉の群れに
水も無くなり
悠翔
揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
モブ
モブ女
薫
悠翔
バカみたいにはしゃぎあい
ふと君は
悠翔
薫
悠翔
悠翔
ナイフを取った
薫
悠翔
薫
薫
薫
薫
悠翔
薫
悠翔
悠翔
薫
そして薫は首を切った⋯
悠翔
まるで何かの映画のワンシーンのようだ
悠翔
白昼夢を見ている気がした
悠翔
モブ
気づけば俺は捕まっていた
モブ女
悠翔
モブ女
悠翔
悠翔
薫がどこにも見つからなくて⋯
悠翔
君だけがどこにも居なくて⋯
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
悠翔
悠翔
瑠海
そして時は過ぎていった
ただただ暑い日が過ぎてった
家族も
瑠海
葵海
瑠海
葵海
クラスの奴らも
いるのに
悠翔
何故か薫だけがどこにもいない
あの夏の日を思い出す
悠翔
俺は今も今でも
悠翔
歌ってる
悠翔
薫をずっと探しているんだ
薫に言いたいことがあるんだ
悠翔
9月の終わりにくしゃみして
薫
悠翔
薫
6月の匂いを繰り返す
薫
悠翔
君の笑顔が
薫
君の無邪気さが
頭の中を飽和している
悠翔
悠翔
悠翔
悠翔
投げ出してしまおう!
悠翔
悠翔
悠翔
瑠海
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
瑠海
悠翔
悠翔