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霧が横浜を襲った夜。
澁澤龍彦が暴走した。
私は阿鼻叫喚した。
横浜が壊れることに対してじゃない。
昔から一番大好きで、一番信用していて 守ると誓ってくれた人が、
敵側についたことにだ。
苦しい。
助けて。
まだ死にたくない。
せめて...最後に....
太宰に会いたい....
片眼を失明し、血を垂れ流しながら 歩く。
自分の異能と戦って何とか生き残った
明冠 蕗雨婭
太宰を探し歩いて何時間経っただろう。
瞼が重くて、足が震えて、顔は青い。
明冠 蕗雨婭
明冠 蕗雨婭
明冠 蕗雨婭
明冠 蕗雨婭
頭が痛い。目が痛い。息が苦しい。 寒い。泣きたい。死にたい。
────前から何かが来た。
??
??
明冠 蕗雨婭
誰かが話しかけてきた。
明冠 蕗雨婭
??
??
フョードル・D
明冠 蕗雨婭
あ、、、、、、
主犯。
この人だ。
フョードル・D
フョードル・D
どんどん喋り始めるフョードル。
フョードル・D
フョードル・D
明冠 蕗雨婭
フョードル・D
その瞬間。
ジャキン────────
という鈍い音が私の首を貫いた。
首が約30m先にぶっ飛んだ。
空中を浮いている間に見た 地面に倒れている私の身体と
死神のような笑みを浮かべるフョードル
フョードル・D
フョードル・D
最後に聞いたその言葉に
私は安心して 重くなってくる瞼を閉じた。
「蕗雨婭.....?」
「蕗雨婭、!!!」
「頭....ッ」
「ごめん......ッ」
「守るって誓ったのに....ッ!」
「蕗雨婭......ッ」
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明冠 蕗雨婭
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