おとこの娘の僕でも愛しますか?
白鳥 ひなた
どうぞ楽しんで
幼い頃から親から虐待を受けていた
毎日、叩かれる日々を過ごしていた
辛いと痛い
ただそれだけを感じていた
パシンッッ
激しい衝撃
白鳥 ひなた
母
母
この頃の僕はまだ男の姿だった
母
母
白鳥 ひなた
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
母
母
自分の部屋へ行く
タッタッタッ
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
カタッ
クローゼットを開ける
白鳥 ひなた
そこには大量の
ワンピースとスカートが沢山あった
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
涙で濡れた服はそのまま乾くのを待つだけだった
母
母の話し声が聞こえた
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
,,,
母
バシンッッッッッッ
白鳥 ひなた
母
母
母が左の頬を押さえて倒れ込んでいる
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
母
白鳥 ひなた
母
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
父の声は聞こえなかった
ガチャ
母
白鳥 ひなた
母
母
母
母
白鳥 ひなた
荷物をつめる
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
ガチャ
母
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
引っ越したのは家ではなく小さなマンションの一部だった
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
母
母
え?
毎日?
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
母
母
母
白鳥 ひなた
白鳥 ひなた
ここから僕の"おとこの娘"生活が始まったのだ