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注意事項 こちらの物語は雨乃こそあど様の楽曲、無光層の二次創作となっております。 かなり暗めの内容です。 苦手な方は見るのをお控えください。 3タップ後、物語が始まります。
毎日希死概念が酷くて壊れそうでした。
親や先生に迷惑掛けました。
来る日来る日が苦しくて、
それでも毎日学校に行かなきゃいけないのが辛くて。
倒れてしまったときに僕を見る貴方のその顔が嫌いでした。
そんな失望した顔で見ないでください。
誰か殺してください。
この出来損ないを、殺してください。
こんな事を言う僕を赦してください。
きっとここには正義なんてないのです。
唯一1人の友人がいました。
ほっといてくれれば、もっと早く死んだのに。
貴方の苦しむ顔を見なくて済んだのに。
泣かないでください。
僕にとって貴方は、唯一の救世主です。
貴方は悪くない。
世間から見れば、貴方は殺人鬼かもしれません。
違うのです。
殺してと訴える僕を、泣きながら貴方は引き受けてくれました。
この世の中は狂っているのです。
" 死にたい "だなんて言葉は存在してはいけないのです。
生命は生きることが仕事なのです。
いずれ皆死ぬのです。
生命に永遠などないのです。
嗚呼________
幸福論者は言うでしょう。
生きることが幸せなのだと。
首を絞められ苦しむ僕の顔を見て泣くなんて
本当に貴方は馬鹿だ。
貴方は優しすぎる。
その優しい貴方を苦しめているのは、僕なのです。
こんな自殺志願者を殺してくれてありがとう。
殺してくれてありがとう
この間違った世界を正してくれた。
貴方が居た世界はとても残酷でした。
僕は息を引き取った。
ありがとう。
そして、ごめんなさい。
大粒の涙を流し頭を抱える貴方が見えました。
自殺志願者にとって、殺してくれた人は救世主。
自殺志願者を殺した人は
誰が救ってくれるのでしょうか?