コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
時計台の針は十七時を指している
ほとけ
僕はハンドバッグを握りしめ、 広場を見渡した
沢山の人が大切な誰かと待ち合わせ、
嬉しそうにそれぞれの目的地へ歩いていく
ほとけ
空は晴れ渡り、ポツリと浮かんだ白い雲が
ほとけ
街ゆく人、流れる雲
目に映る全てが
ほとけ
頭の中で寂しいメロディが流れてくる
ほとけ
ゼンマイを巻くと木箱をの上をクルクル回り出すピエロの人形
何処にも辿り着けずただ同じ場所で回り続けるその姿は
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ