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優
優
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私はたまに、屋上に来ることがある。でも、人はあまりいない。
なぜならこの屋上は……良くないことが立て続けに起きるからだ。
何が起きているのかは、言わなくてもわかるだろう。
でも私は、ここの空気を吸うのが好きだ。落ち着くし、汚い心が浄化されていく様な感じがするからだ。
ガチャ
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なんでこんな所に🍷先輩が……?
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一体、何を言っているのだろう。私はそう思った。
けど、彼の顔は、いつもの穏やかな顔ではなく、慌てている顔をしていた。
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そう、あの屋上では最近、
自分で命を落とす人が多いのだ。
今すぐ誤解を解かなければ。
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私が放った一言で、彼の顔はいつもの優しそうな笑顔に戻った。
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そう言う彼の顔は、いつも以上に、悪戯をするような顔をしていた。
でもその顔の裏には……安堵しているような、そんな感じがした。
いつもと全く違う彼の顔を見た瞬間……もっと彼のことを知りたいなと思った放課後だった。
優
優
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