金曜日
/ キーンコーンカーンコーン \
試験監督
指示と同時に、俺は鉛筆を下ろす
試験監督
あっという間に入試は終わり、
気づけば家に帰る時刻になっていた
ロゼ
水曜日、俺が倒れた日。
助けてくれた明雷らいとという人物
らいと
らいと
どことなく懐かしい気がした、あの笑顔と声。
俺はあの日から、もう一度会って話してみたいと思っていた。
ロゼ
翌日、面接終了後
もちろん、アイツには会えていない
そもそも、受験者300人の中からたった1人の彼を探すのも無理がある
ロゼ
そう諦めていた時
「おーい、ロゼ!!」
ロゼ
そこには、あの日出会った
"アイツ"が居た。
ロゼ
鼓動が高鳴る
なぜ心臓がこんなにもザワつくのだろうか
アイツ…明雷らいとが近づいてくる。
らいと
らいと
ロゼ
らいと
ロゼ
ロゼ
らいと
らいと
ロゼ
らいと
「俺とお前、どっかで会ったことある?」
沈黙が続いた。
らいと
らいと
そう言い放った彼はヘラヘラと笑っている
らいと
らいと
俺は、何も言えずにいる。
らいと
らいと
ロゼ
俺だって、思ってた。
どこかで会った気もした。
だからこそ、『気のせい』なのが引っかかる
らいと
ロゼ
俺の手を掴んでいるらいとの手が、妙に大人びていた
そんな感じに見えたのは、多分
いや、きっと、
気のせいだろう。
らいと
ロゼ
らいと
ロゼ
らいと
ロゼ
「「となりィィィィ!?」」
驚きとハチャメチャを胸に
俺たちの高校生活が始まる
パンッ!!
カキーン
もしかしたら俺たちは、
思っている以上に___
らいと
ロゼ
近い存在にあるのかもしれない。
コメント
4件
これは神作の予感!? 続きめっちゃ気になります!楽しみに待ってます!
くしゃみってことは誰かが噂? まぁ、そんなことないか! 続き待ってます! 次回めっちゃ楽しみー