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ぐぅーー......
弟の元輝のお腹が激しく鳴る
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
俺は元輝の頭を優しく撫でた
俺と元輝の両親は いわゆる「毒親」だ
「お前たちの顔を見たくない」 という理不尽な理由で 両親は家を出ていった
今日で出ていって1週間だ
食料も底を尽き 約1日何も食べていない
俺はもう高校生だが バイトをできる環境でもなく 毎日不自由な生活を送っている
翼(ツバサ)
その時ガタンとドアに付いている ポストが開く音がした
翼(ツバサ)
俺はよろける足取りで ポストへ向かった
ポストを開けると 黒色の封筒が入っていた
翼(ツバサ)
表裏を確認するが 宛名は何も書いていない
黒色だしなんだか気味が悪い
翼(ツバサ)
仕方なく封筒を開けると 1枚の手紙が入っていた
『お金で悩んでいる そこの学生のあなた! 1発で大金が手に入れば... そう思ってはいませんか? ここに来れば 10億円が手に入ります!! なんと...参加費は無料! どなたでも大歓迎です! 住所○○△△××』
翼(ツバサ)
一瞬興味を引かれたが どうせインチキな話だろう
翼(ツバサ)
ゴミ箱に捨てようとしたが 少し躊躇ってしまった
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
また手紙に目を落とす
もし、これが本当の話なら... 俺も元輝も幸せになれる
ここで餓死するよりは 行ってみてもいいかもしれない
翼(ツバサ)
元輝(モトキ)
元輝(モトキ)
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
翼(ツバサ)
元輝(モトキ)
たしかに元輝の言う通り 危険かもしれない
でも...俺はやってみるんだ
元輝のために......自分のために
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
翼(ツバサ)
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)
元輝(モトキ)
元輝(モトキ)
翼(ツバサ)