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きゅた
きゅた
lan
ilm
hm
lan
lan
俺が横になっているとドアの外から、
高くて、可愛らしい声がした。
ilm
許可を出すと、怯えながら入ってくるらんの姿。
lan
らんは昨日、俺が嫁にとった。
一目惚れとか、そんな理由じゃない。
ただ単に都合が良かっただけだ。
ilm
俺はお礼を言って、料理を口に運ぶ。
ilm
lan
lan
そう言って嬉しそうに笑うらん。
本当、俺じゃなきゃコイツは幸せだったろうに。
昼頃、俺が庭で休んでいると、なつが話しかけてきた。
hm
hm
ilm
あの事。
それは俺がらんを嫁に取った理由のこと。
俺は吸血鬼だ。
生きるために血を必要とする種族。
その血をもらう対象が欲しかった。
そのため、家からあまり出たことのないと言うらんを選んだ。
hm
hm
ilm
俺はなつの話を肯定して続ける。
ilm
ilm
hm
ilm
そのいつかはもうすぐやってくると思うが、
それまでにらんを此処に慣れさせたい。
~ 次の日 ~
ilm
hm
ilm
hm
昨日らんを慣れさせる
と言ったは良いものの、
やばい、貧血…
フラフラして部屋から出れそうにねぇ…、
こんこんっ
その時、ドアをノックする音。
それを聞いてなつは去っていってしまった。
lan
今すぐ返事しねーといけねぇのに、
ダルすぎて返事も出来ない。
lan
返事が返ってこず、おかしいと思ったのか、
らんが部屋に入って来た。
lan
lan
倒れている俺を見つけて慌てて駆け寄ってくる。
ilm
俺の答えを無視して、おしぼりを俺の額に当てるらん。
その時にふわっと良い匂いが鼻をくすぐる。
甘くて、美味しそうな匂い。
ilm
よく見ると、指に絆創膏が貼ってある。
朝食を作っている時に怪我でもしたのだろうか。
とにかく、こんな時に怪我をしないでくれ……、
そんな思いから言った言葉なのだが、らんは聞かない。
それどころか、水を飲ませようと俺の頬に触れてくる。
lan
ilm
がぶっ
いやらしい音が部屋に響く。
俺は近づいてきたらんの手首に噛み付いた。
lan
突然のことに驚きながら、痛みに顔を歪ませるらん。
俺はその顔が、とっても愛おしく思えた。
ぢゅ ~
俺はそのまま血を吸う。
lan
ilm
ilm
ilm
俺は噛み跡を指差しながらそう言う。
怖がらせないように注意したのに。
これじゃ、もう血を吸えないな。
ilm
ilm
俺は出てっても良い。
そう最後のチャンスを与えた。
lan
lan
lan
lan
だが、返ってきた返答は予想とは違ったものだった。
笑って言って見せたらんの顔は、
俺の必要な存在になれる、と安心した顔だった。
~ つづく ~
きゅた
きゅた
きゅた
きゅた