○○side
いつも通りの授業。国語の授業は先生がよくダジャレを言って滑ってるから地獄の時間笑だけど康二くんが突っ込んだり、阿部さんが注意したりと漫才みたいになることもあるから面白い。
亮平
((コソッ))○○ちゃん
○○
どうしましたか?
亮平
岩本さんと仲良いの?
急にこんな質問をされてびっくりした。ここは仲良いって答えるのが正解なの?だけどそしたらウザイって思われる?だけど他のみんなよりは話せるのは確かだし...嘘ついてるって思われる可能性も・・・
○○
え!?あ、まぁ、そうなんですかね...
亮平
ふーん。
亮平
康二とは?仲良い?
○○
んー、、どうなんですかね、笑
今度は康二くん!?笑阿部さんは何を知りたいんだろう...?
亮平
...さっき楽しそうに話してたじゃん
○○
え、あ、はい
え、怒ってる...。私怒らせちゃった?いや、私何かした...?どうしよう。またいじめられる学校生活が始まる...
亮平
...
○○
あの、何か私嫌なことしちゃいましたか?
亮平
...うん
○○
何してました...?
亮平
...他の男子と楽しそうに話してた。
○○
ふぇ!?
亮平
俺にはさん付けだし敬語だし...同学年なのになんでこんなにも差があるの?
○○
それは...
亮平
何か悩みでもあるの?俺の事嫌い?
返す言葉が見つからない。阿部さんのことは嫌いじゃない。だけど、なやみはある。私みたいな人が阿部さんにタメで話すことなんて当たり前のことじゃない。なのに、阿部さんはその事で苦しんでたの?ねぇ、わたしは何をしたらいいの?どうしたらいいの?私に、、誰か私に教えてよ...
○○
...ごめんなさい
先生
○○!?どうしたんだ!?
どうしても返す言葉が見つからず、その場を去ってしまった。授業中だったからみんなの視線が私に集まっている。その時の阿部さんは静かに泣いていた。